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被災された同業者の皆様へ
被災された同業者の皆様へお知らせしたいことがあります。



まずは、先日の東北関東大震災により被災され、今も避難所でご不自由な生活を余儀なくされている方、
いまだ安否の分からない親類縁者を探し続けていらっしゃる方々、
ご自宅にいながらも不安と不満に押しつぶされそうになっている方々へ
心よりお見舞い申し上げます。

また、放射線という目に見えない恐怖と戦い続けている福島県民および周辺住民の方々に一日も早い安心がもたらされることを
強く強く祈っています。

加えて、関東圏において計画停電による仕事の停滞に苦しんでおられる方々へも、心を寄せ

あらゆる状況が少しでも好転することを願ってやみません。



あれから既に10日以上が経ったわけですが、僕ですらまだ平常とはいかない調子。
頭から足先まで、体がぎゅっと縮こまっているような感覚が消えません。


友人知人、お世話になっている人たち一人一人に連絡を取りたいものの、
それをすべきなのかにさえ迷います。

ひとまずは元気でやれているのでしょうか?





陶磁器などの作家活動をされてきた皆様の中にも、
家屋や工房の損壊などで今現在の生活ばかりか先々の生活がまったく見えなくなってしまった方もいることでしょう。

やきものというものはシンプルであるもののいろいろな機材や道具があって、
しっかりした環境がそろっていて初めて出来上がってくるものでして、
僕も今、この制作環境をいちから作り直せと言われたら、途方に暮れてしまう。

でも、そういう方が実際にいるはずなのです。


そうこう考えているうちに、
もしその状況から抜け出す手助けができるとしたら、それはやはり同業者である僕らだと気付きました。



我が家は被災地域から少々距離のある岐阜県本巣市にあります。

大家さんや管理人さんのご好意で、とても恵まれた環境で生かしていただいています。
もとより、この贅沢な環境を他にも分けてあげたい、と思っていたさなかでの震災。

そういったわけで、この環境をシェアしたいという同業者の方がもしいらっしゃいましたら、ぜひお申し出いただきたいのです。


ここには僕自身が普段使っている工房のほかに、教室用にお借りしている20帖ほどのスペースがあります。
そこに週一度くらいしか使われないろくろ数台、真空土練機、ポットミル、小道具各種、0.1立米電気窯など
もうひと方作家さんが活動できうるくらいの環境があります。
また、我が家の二階およそ18帖はまったく使っておりません。
ご自由にお使いいただけます。

もちろん家賃や使用料は発生させないようにお願いしておきます。
いずれも大家さんには僕から事情を説明すれば、納得していただけるはずです。

その他ご相談くださればできるかぎり対応します。
まずは仕事を早急に再開したいという方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なくお知らせください。


またもう一つの形として、
僕は日頃から愛知県瀬戸市でもギャラリー運営などの活動をさせていただいているのですが
瀬戸といえば日本有数の窯業地。
材料その他、手に入りやすく、制作環境が圧倒的に充実しているところ。

もしご希望があれば、その瀬戸市周辺ですぐに活動再開できるような各種の手配をお手伝いすることも可能です。

有り難いことに当地に工房を構える仲間も多いので、お願いすれば協力してくださる方もたくさん出てきてくれることでしょう。
県の方での住居提供も始めています(http://www.pref.aichi.jp/0000039498.html)。


どちらにしても同業であるために、皆様の必要なものやことがある程度分かるわけなので
ご相談にすんなりのることができるはずです。

お困りの方は、ぜひご連絡ください。



幸いにしてこの仕事は、環境さえ戻れば、手についた職でまたいかようにも展開できる。
だから、諦めることなく頼っていただけると嬉しいです。



被災された同業者の方、
あるいは
被災された当人はこのブログなど見られる状況でないかもしれませんので、そういった同業者をお知り合いにもつ方、
ご検討ください。


不慣れな環境で仕事をすることは大変なストレスかとも思いますので、無理をすべきでないのかもしれませんが
ご相談だけでも遠慮なく。




安達 健  cry-baby-cry@ccnet.ne.jp





こういったときに、社会に対して何であれ提供できる状況をあらかじめ用意しておくことも、
社会人としての大事な務めだったのだな、
とこうなって初めて気付き、危機対処にまるで非力な自分に愕然としました。

恥ずかしながら、社会での目に見えない分担分配に、僕は無頓着でした。

ものつくりとして、僕が負うているはずのものもあるのです。
猛省しています。
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by aji-kyuu | 2011-03-22 22:30 | 案内 | Comments(5)
Commented by tebokehandmade at 2011-03-28 01:24
サンキュー。


益子は薪窯の9割以上が倒壊。うちは幸い焚けるけど、やはり仕事に支障ある子も沢山います。
みんなに伝えておきます。

幸い誰も怪我したり火事出したりしてないからご安心を。



個人的に益子だけでの復興は難しいかと。
だからこれを逆手に取って余所の産地との交流が進んだらと思ってます。



陶器市は3日間短くなって4月29日から5月5日まで。仕事できる方はがっつり作って持って来て。
Commented by aji-kyuu at 2011-03-30 01:45
情報ありがとうございます。

昨日タケトシくんとも喋りました。


ぜひともこちらに復興のお手伝いをさせてください。

具体的な相談もしたいので、陶器市前に一度益子へ行くことにします。
今、決めました。
よろしくお願いします。
Commented at 2011-03-31 00:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by miyo at 2011-03-31 00:46 x
おひさしぶりです。
なんてすばらしい提案!
応援します。
わたしはまだ何もできていないなぁ…
Commented by aji-kyuu at 2011-04-08 20:09
miyo

何かあったその時に、その瞬間に急遽何かできること
なんて、ほとんどないんだよね。

年月経た末の、今の自分の立ち位置がたまたま活かせるかもしれない、と気付いただけ。

このことについてはもうしばらくしたらあらためて書きます。
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