カテゴリ:案内( 123 )
コトの真ん中の永続性
初夏のような、いや初夏か。

とにかく爽やかな天気が続いていますこのところ。

少しずつ少しずつ、気温以上に湿度が増して、
梅雨へと傾いていく時期ではありますが
この数年、恒例で開催させていただいているイベントを今年も企画しています。


b0156116_063150.jpg



ユノネホウボウ2015
—やきものとその周辺—


2015年6月5日(金)、6日(土)、7日(日)
10時〜17時 小雨決行
Mパークと末広商店街ニコニコ広場(愛知県瀬戸市街地)
オフィシャルサイト


せとものの街をつらぬく川沿いにて、東海圏(愛知・岐阜・三重・静岡)のやきもの作家44組が集まり、
『工房から伝えよう』を合い言葉に、仕事場から持ち寄ったそれぞれの今を発信します。
見て、ふれて、知って、さがして、楽しんで…
初夏の空の下、作り手と使い手を結び深める3日間、ぜひお越しください。





2011年に立ち上げて、ここまで5年間主催し続けてきたイベント、ユノネホウボウ

作家が中心となって、その自らの活動と活動環境の向上を指向して発起し、すでに4年を重ね、
大きくも目覚ましい結果はいまだ得られていないものの、
着実にその成果を積み上げてきていると自負しています。

これまで、毎年その開催に際して僕個人の思いや考えを色々な言葉で書き付けてきました。
今読み返しても、一縷の気恥ずかしさはあるもののそこに述べていることについて大方変化はありません。

ユノネホウボウ2014
ユノネホウボウ2013
ユノネホウボウ2012

ですので今回は、違った側面からこのイベントについて語ってみようと思います。

これまでの、ではなく、“これから”のユノネホウボウについて。



「モノ」と「コト」の単純対比を前提に、
今「モノからコトヘ」との、さもありそうな現状分析は様々な場で見られます。
音源よりもライブだと。
高価な買い物よりプチ贅沢な旅行だと。
この業界にも、そう両断されてしまいそうな実状は確かにあります。

陶器をただ置いているだけでは人が来ないから展示会を、
展示会だけでは人が動かないから何か会期中イベントを、とか。
各地で林立するクラフトフェア、陶器市の復権などもそう捉えられうる一面です。
当然、ユノネホウボウにだってその目が注がれていることは自覚しております。

その「コト」の問題として、各分野でも共通の懸念材料となっているのが
その不毛にすら映る非生産性。
「非モノ」であるだけに、一時、その場限りの「コト」として消費される「まつり」性。
これには「コト」を仕掛けている側の人間ならおよそほとんどが危機感を持ち、少なからず行く末の暗さを恐れているはずです。

実際、労に糸目を付けず様々な手段なり技術なりを駆使すれば、今や人は集まります。
でもその盛り上がりは、物質的な意味でも精神的な意味でも一瞬の高まり。
過ぎれば急速に力を失います。

そのむなしさに似たぞっとする感覚というのは主催側だけが感ずることなのかもしれませんが
これに真剣に向き合うと意外にきつい。


では「コト」というのは常に、現れては消え去る泡沫にすぎないのでしょうか。
僕は違うと考えています。

いつの世も、どの世界でも、巻き起こった「コト」の中心には紛れもない確固たる「モノ」が在ったはずです。
「モノ」の周辺、あるいは「モノ」と「モノ」のあわいに「コト」はいつも立ち現れてきました。
何の根拠もなしに「コト」が浮かび上がることはまずなくて、
裏を返せば、「コト」を求めればそのうち、必ず「モノ」にぶち当たります。

イベントは云うまでもなく「コト」です。
時間と空間を結んで場を成し、出来事(=イベント)を起こす。
でもそこの真ん中には「モノ」があり、その後ろには絶対に「ヒト」がいます。

ユノネホウボウはなによりその「モノ」と「ヒト」にこそ目を注ぎ、丁寧に見つめます。
そうありたいと願います。
さすらば「コト」はそこに自然と巻き起こる
と、そう考えているのです。

今回のフライヤーやポスターのデザインを担当してくださったshiisoさんは、そこを見事に表現してくださっています。


「コト」が柔軟さと発散方向のエネルギーを持つ反面で、永続性や信憑性に弱さを合わせ持つ一方、
「モノ」は形、重さに限定があり、内向性を持ちつつも、言い換えればそれは信用だったり、継続的な関係を担保してくれます。

ユノネホウボウというイベント自体は「コト」である故に儚さも孕まざるを得ませんが、
その核にやきものという「モノ」を据え、作家という「ヒト」を立て続ける限りにおいて、
ユノネホウボウは独りでに歩き続けるものと考えています。

軸足は「モノ」です。「ヒト」です。
それらはダイナミズムとは縁遠いけれど、時とともに微に細に変化しつつ、いつも相応の魅力を携えて在り続けます。
そこに依拠し、そこから生まれる「コト」はイベント云々ばかりでなく、何であれ緩やかな形を伴いながらやはり、魅力的でしょう。


ユノネホウボウとは、主客ともに互いの“これから”を「モノ」を差し挟んで探る場です。
その極個人的、小さな単位が繋がり転がりそれぞれの「コト」を浮かび上がらせるのです。

翻せば、「コト」の維持拡大を目的化して、それに縛られ終始するようでは
「モノ」は痩せ細り、「ヒト」は疲弊していきます。

方々から集まるに足る湯之根があり、湯が湧き出るだけの根っこがそこにあるなら、
ユノネホウボウは出来事としてちゃんと成立するだろうし
その意味はあるはず。
あるものだと信じています。


その信念でここまで来て、今年の3日間を迎えます。
そして、これからを見ています。





大変長くはなりましたが、
初夏のせとものの街のユノネホウボウ2015
ぜひお越しくださいませ。
[PR]
by aji-kyuu | 2015-05-17 21:55 | 案内 | Comments(0)
花を追って
ここにきて春雨。
一日中霧のようにサーと降っていました。
早々と沸き立っていた庭が昨日今日は大人しく見えます。

近所の桜もだいぶ落ちています。
こちら岐阜はもう終わりかな。

そんな日本の桜のように、僕も東北に上っていきます。


関東以北で初めての個展となります。



b0156116_21482220.jpg


安達健 陶展

4月17日(金)〜26日(日)
12:00–18:30(最終日4月26日〈日〉は16:00終了)
design labo necco sendai(仙台市青葉区)


岐阜で作陶されています安達健さんの
東北ではじめて開催の個展です。
土から作るつくり手。
石のような。土のような。
日常の中に佇む器。
その存在感を五感で感じる器。
はっとして、そこで立ち止り、
そのままでずっと眺めていたい。




昨年秋を最後に、これまで数年間出店し続けてきた益子の陶器市で知り合ったお店。
盛岡や仙台で活動されているデザイン事務所にして、「世の中をより良く」と考える発信基地。
ご主人含め、けして声高ではないけれど、
語るところを信じられる、そういう雰囲気をまとったお店です。

昨年末に駆け足で覗いた仙台という土地にも、そもそも僕は興味津々。
今回何に出会えるのか。

それからこの展示に合わせて、neccoではサウンドパフォーマンスも行われます。

hofli アルバム発売記念サウンドパフォーマンス「十二ヶ月のフラジャイル」
4月24日〈金〉 オープン 7:00 pm/スタート 7:30 pm
料金/2500円[当日別途1drink(500円)ご注文下さい]



このhofliというのはラジオゾンデなどでも知られる津田貴司さんのソロプロジェクト。
実は僕も、東京でお世話になっているギャラリー・knulpAAでの展示で一度津田さんの音楽(音響)を使わせていただいたことがあり
その音や音に対する姿勢に魅かれるものを感じ、
たまたま昨年津田さんとお食事する機会もいただいていました。
そこにきてこの巡り合わせ。

本当に楽しみです。


僕の方はといえば、
画像にあるような灰釉の角ものを中心に並べようと思っております。
design laboですので、いつもより素材と意匠についてを考えたうつわを。

在店は4月24日(金)の午後から26日(日)まで。


春の仙台。
東北近隣の方はもちろん、遠方の方もぜひ。


よろしくお願いします。
[PR]
by aji-kyuu | 2015-04-05 22:42 | 案内 | Comments(0)
ユノネホウボウ2015 参加者募集中!
いく、にげる、さる、
いつしか3月も一週間過ぎようとしています。


今年もこの時期が。
作家の皆様へのお知らせです。


b0156116_20513291.png
参加者募集中です。
〆切間近。お急ぎください。



今年の開催でついに5年となる、愛知県瀬戸市を舞台にしたやきもののための野外イベント。

僕安達が実行委員会の代表として取り組んでいる活動の一つです。

イベントの主眼は、
やきものの街瀬戸の川沿い広場にて、東海4県の作家がテントの軒を連ね、それぞれの作品とその周辺を展示紹介することで
お客様と対面至近距離でのコミュニケーションをはかること。


作家が自身で自身をアピールすること、
作家がバックグラウンドを明らかにすること、
そういったことに対して、疑問や反意を持たれる方もいようかと思います。
でも少なくとも、すでにある豊かさの時代を越え
一度崩れてしまった双方の共通認識や、共有していたはずの価値観、薄まった信頼関係などを
再度構築し直して、次の時代に繋げていこうという意志と
どこかしらからやってくるのを待つのではなく、自ら、身の周りから動かしていこうという熱意を
胸張って表現していくことは、けして格好悪いことではないし、
それどころかむしろ、本当の意味での明日の豊かさを育てることになる、
そう信じています。


出展作家の募集は来週3/14(土)まで

応募要項、申込書はイベントサイトからダウンロードするなどしてください。
今回は基本郵送による申込のみ受け付けています



遠くから眺めたり、ひとりごちたりするくらいなら
まず飛び込んで、相手にほおり投げることができれば、必ず物事は動きます。

何か思うことがあるなら、ぜひご参加ください。




b0156116_20512256.jpg

ユノネホウボウ2014
〜やきものとその周辺〜

2014年6月6日(金)、7日(土)、8日(日)
10:00〜17:00(少雨決行)
Mパークと末広商店街ニコニコ広場(愛知県瀬戸市)

オフィシャルサイト http://yunonehoubou.jimdo.com/
オフィシャルブログ http://houbou.exblog.jp/
[PR]
by aji-kyuu | 2015-03-06 21:39 | 案内 | Comments(0)
明日からです、
正確には本日から。


トークセッションも面白くなりそうです。



b0156116_22481490.jpg

[PR]
by aji-kyuu | 2015-02-21 00:19 | 案内 | Comments(0)
コンテクスト
b0156116_2121232.jpg僕らのコンテクスト
安達健 白石陽一 陶磁器展

2015.2.21 sat - 3.1 sun
12:00 - 18:00  会期中無休

hase(愛知県名古屋市) HP



型枠だけを用意して、そこに起こる事象
素材だけを用意して、それが起こす現象

つくらずにつくる
つくるべくしてつくる

そんな僕らのコンテクストです。




作家在廊日 21,22,28,3/1



___________

ギャラリートーク『僕らの雑談』
安達健×白石陽一
2.21 sat 15:00 -
作品とそのコンテクストをめぐるトークセッション。どなたでも参加ご自由に。





構想から2年近く。
念願かなっての展示会をお知らせします。



展示会といえば、一般に“作品”を並べそれをアピールする場ではありますが
僕ら作家としては、そうした認識のみで場に臨んで事足りるのでしょうか。


日頃、「作ることはそれ自体考えること」と僕は繰り返しています。

生きていく中で心に去来する思いや考え、生きてきた中で積もり積もった好みや癖、
そういったものが、手を通し、素材と出合い、形を成していく。
ともするとあらかじめ想定された完成形に真っすぐ向かっていくことが“ものづくり”と思われがちではありますが
少なくとも僕ら個人作家のものづくりは、そうしたレールウェイ形ではないのです。
一人の人間が、その諸々を引きずりながら、その時そこで選び得る道を、拓いて歩く。
大なり小なり、そういった営為が作家業と考えています。

であるなら、作家ものの神髄は結果としての作品にではなく、
その拓いてきた道程、前提であったり過程であったり、そこにこそ宿っているはずです。

ここではそれを、作品=テクストに対し、文脈=コンテクストとしました。


コンテクストは目に見えてそこに在るものではありません。
そこに在るものの中にすでに籠るものです。
そこに在るものから常に放たれるものです。

本展はその立場に拠って、
多くの場でないがしろにされているようにすら思われる作家展示の本分を強く意識して開催します。


以上のことから思い切って、僕安達の展示内容は灰〆シリーズに限ることにしました。
広義でのうつわあれこれ。
このシリーズの仕事の成り立ちが浮かび上がるような、面白いものにできたらと
今土に向かっています。


また、ご一緒するのは白石陽一さん。

この企画の発端は、一昨年白石さんのうつわにじっくりと触れたことに始まります。

一見すると白くきれいな型もの。
けれど僕はその奥底からかすかに聞こえる、複雑にして冗舌な作家の言葉に耳を奪われて
その言葉が語るところに自分の言葉がダブるような、不思議な感覚におそわれました。


通常こうした展示会の場合、
違う人が同じものを作っても違うものができる、との手法はよく用いられますが
違う人が違うものを作っても同じところを語れる、という様相にはそう容易く出会えないでしょう。
それが、おそらくは高度に具現されるのが今回です。


このために重ねた打ち合わせは数知れず。
呑みつ、時には録音しつつ。
踏み込んだ話も交わしました。

本来のごく自然な展示会の姿を、ここで一度問い直してみる。
そうした機会になれば、と二人で話しています。


予定調和的な場では得難い、純粋な意味での体験を提供できるような
そんな試行。

これを経たのち、世界の見え方がほんのちょっと変わって見える。
そうなれば本望です。


ぜひここにお立ち会いください。
よろしくお願いします。




b0156116_21204643.jpg
[PR]
by aji-kyuu | 2015-01-31 01:00 | 案内 | Comments(0)
土を想う
秋は風とともに過ぎ、地面からそくそくと冬の冷たい匂いが上ってきます。
立冬ですね。

東では山の色葉と朝霧と、西では内海の幸と朝うどんと
いつにも増して秋を満喫した今年。
2014年最後の(と言う時期なのですね)展示会は静岡です。



b0156116_22204117.jpg安達健 岩田智子 暮らしのうつわ

2014年11月22日(土)~12月1日(月)
11:00〜18:00
  *11/26(水)休

うつわ 暮らしの道具 テクラ(静岡県静岡市葵区)
HP





陶器市の同じ広場で出展していたことから知り合った作家さんとの
念願の企画展です。

というのも、会って二言三言作品について言葉を交わしただけで
あ、
と感じるものがありまして、
この人と何か一緒にやりたいと思ったのがかれこれ4〜5年前。

そんな僕らに、若きご夫婦店主との出会いが橋を渡してくださり、実現したのが今回です。



そのテクラのご夫婦が本展に添えてくださった文章を転載します。


大学時代映像学科を専攻し、日々映画作りに没頭されていた安達健さん。
その最中に陶芸と出会ったことから、映像で記録するもの自体へと興味が移り、この世界へ飛び込まれました。
現在は岐阜で日々の暮らしを大切にしながら作陶に励まれています。
岩田智子さんは大学で油絵を学ぶ傍ら、土が見せる表情に惹かれ、土と向かい合う日々を過ごされました。
その後、埼玉で工房を構え自身の手でまるで絵を描くようにうつわを作られています。
陶芸を志すきっかけや表現方法はそれぞれ違いますが、お二人の「土を想う気持ち」には重なり合う部分があるように感じます。
お二人の手から生まれる、「暮らしのうつわ」をお手にとってご覧くださいませ。




まだ生まれて間もないお店ですが、すでに我家へは二度もお越しくださるくらい、作家に真摯に向き合うお二人。
いつも傍らには小さな娘さんがいます。

ここで、願ってもない岩田さんとの展示会ができることがまずもって嬉しい。
良いものにせねば。
そう思い、今日も窯を焚いています。


安達健在廊日 11/22.23.30 


展示会に際して、イベントも盛りだくさん企画してくださいました。


①岩田晄幸先生の中国茶と薬膳講座
11/27(木)28(金)1100-12:30 
体をいたわる美味しいお料理と、薫り高い中国茶を安達健さん、岩田智子さんの器で召し上がっていただきます。
岩田晄幸先生と穏やかな時間をお過ごし下さい。
メニュー サムゲタン・モンブランタルト・中国茶 
各6名 要予約 お一人様3000円

②温石×テクラ  温石さんのお食事会
11/30(日)12/1(月)11:00-13:00 
焼津 茶懐石 温石(おんじゃく)さんのによるお食事会
お二人の器を使って、季節のお料理を召し上がっていただきます。
各6名 要予約 お一人様5400円(うつわのお土産付)



いずれも詳細ご予約はテクラHPまで。

きっと良い展示会になると思います。
楽しみです。

よろしくお願いします。
[PR]
by aji-kyuu | 2014-11-13 00:10 | 案内 | Comments(0)
北へ南へ
朝晩冷えるようになってきましたね。
その分、朝焼け夕焼けは美しく。

まだ我家の周囲の木々の葉は色付いてきていませんが、
あちらの方ではそろそろ始まっていることでしょう。
この季節です。

益子 秋の陶器市

2014年11月1日(土)~4日(火)
9時頃〜日没  *会場によって異なります。

陶芸メッセ・ましこ 遺跡広場(栃木県芳賀郡益子町)
益子町観光協会陶器市ページ



関東最大。
東京からも直通バスが出るほどに昨今人気が再燃してきている、青空市。
「陶器市」といっても、陶器以外、木工や布もの、飲食などの出店も多数ある一大イベントです。
益子や関東の作家・業者だけでなく、実は日本各地から出店する側も集まってきます。

僕ももうかれこれ7年くらいになりましょうか。
什器もろとも満載の車で車を走らせ
春秋と丘の上の芝生広場にテントを張って、その時々のうつわを並べてきた益子の陶器市。

今回で安達健の出店は最後とさせていただくことにしました。

作家活動とほぼ時を同じくして始めた陶器市の出店でしたが、
まったくのゼロから、たくさんのお客さまとの出会い、たくさんのお仕事
そしてたくさんの作家仲間と繋がることができた
僕にとっては本当に意義深い、思い出深いイベントでした。

遺跡広場ではいっぱい勉強させていただいたし、自分なりに大きく成長させていただきました。
益子と益子の陶器市がなければ、今の僕は無いといっても過言ではありません。
一生の財産となる経験をさせていただきました。

決めてしまうとやっぱり寂しさがふつふつ沸いてきますが、
自分と自分のうつわ、作家活動を、さらなるところへと持ち上げるために
最良のタイミングだと思っております。

毎度お越しくださっていたお客さまや、仲良くしてくださっていた作家の皆さまへは
勝手を申し訳なくも思いますが
ご理解と、引き続き変わらない応援をいただけましたら、有り難いです。


そんなわけで、今回のテントには久々の灰〆も、野焼も
出し切ろうと考えております。

ぜひ、秋の美しい山々と澄んだ空気と、のんびりした時間を
益子陶器市で。
よろしくお願いします。



その一週間後には、一路四国です。

b0156116_1930534.jpg


FIELD MUSEUM SA.NU.KI 2014

日時:2014年11月8日(土)、9日(日) 10:00〜16:00
会場:引田のまち並み(香川県東かがわ市引田)
イベントページ



白い漆喰壁、瓦に、蔵。独特の文化と風情あるまち並みに
いろいろなジャンルの作家が作品を展示して、販売する。
今年で7年目を迎えるまちめぐりのイベントです。

始まった当初から話しには聞いていたのですが、
僕は今年が初出展。
いくつかある会場のうち、僕が出展させていただくのはメインとなる讃州井筒屋敷・与の蔵

こちらでは少し大きめのものを中心に、
蔵の空間を上手くしつらえられたら、と考えています。

なかなか行く機会のない四国ですので、
僕自身楽しみ。

お近くの方はぜひ。





北に南に、ニッポンの秋を
今年は存分に吸い込もうと思います。
[PR]
by aji-kyuu | 2014-10-24 19:51 | 案内 | Comments(0)
山に海に
東京石神井での個展から早一週間が過ぎました。
お越しいただきました皆さま、ありがとうございました。
今年も良い場を持つことができました。


さて、そんな日々から間を空けず、只今追い込みをかけている展示会二件のお知らせです。


b0156116_16551285.jpg安達 健 展

2014.10.17(fri)−26(sun)
10:00−18:00  *月曜定休

陶林春窯(岐阜県多治見市)HP





土を干したら、シャツを干す
土を叩いて、豆を挽く
土を漉しては、庭を掃き
土を練っては、米を研ぐ

暮らすことの中から
暮らすことのただ中へと差し出すうつわです。


安達 健



この陶林春窯というお店は、多治見にて美濃地方の作家を、とりわけ若手の作家を応援しているギャラリーカフェ。
ご主人が設計している内装はとても素敵で、
落ち着いた和のテイストを下敷きに、いろいろなシーンをイメージできる空間。
国道から一本入った路地にあるのに、閑静な空気すら漂います。

ここのご主人とお会いしたのは、まだ作家活動間もない頃。
これまで何度となく僕の器を見ていただき、僕の話しを聞いていただき、
その都度丁寧に意見やアドバイスをくださいました。

かれこれ6、7年くらいでしょうか。
今年ようやく個展をさせていただく運びとなったわけです。

きっかけとなった灰〆シリーズを中心に、茶灰釉、緑灰釉などの定番、
そしておそらくは展示会での発表が最後になりそうな長石釉シリーズ。
僕のうつわ作りの全体を見通していただく内容です。

なお今回はこの季節ならではのイベントも企画していただいています。

器×料理 Special Event
『土の恵み』器と自然薯を楽しむ会
10/18(sat)、19(sun) 両日とも各2回
①11:30~ ②13:30~
お料理会費 ¥2,500
*席数限定のため要予約(☎0572-23-2293)


地元東濃の天然ジネンジョと季節のキノコをふんだんに使ったお料理をご用意くださるのはみくに茶屋の河合隆さん。
もちろん僕の器でお食事いただけます。

先日の打ち合わせで試食させていただいたとろろご飯や自然薯の刺身などは本当に滋味深く、
今回は茸採り名人のお父さんによる秋の旬味、お母さん手製のお漬けものなどなど。
どこか僕の器と通底するような、地と時を大切にした食事会になりそうです。

ご予約さえ取れればどなたでもご参加いただけるので、
ぜひぜひこの機会に展示会と合わせてお楽しみください。
会費からしても、かなりお勧めです。

在廊日:17(fri),18(sat),19(sun),26(sun)




もう一件。

b0156116_17351731.jpgb0156116_1735846.jpg


お米がおいしいうつわ 展 〜めし碗〜
2014.10.17(fri)−19(sun) 3日間限定
10:00−18:00  *18日は17:00まで
大磯 JELL architects(神奈川県大磯町)HP

参加作家:
安達健 岡崎慧佑 岳中爽果 前田直紀(陶)  加藤育子(木)



こちは毎年大磯にて開催されている「大磯うつわの日」内の企画展。
今回のテーマは『めし碗』です。
各シリーズの飯碗をずらり並べていただく予定です。

会期中の土日は、会場内が例年通りcafeとしても営業。
また18日(土)には、こちらも毎年ご好評いただいている花生けライブパフォーマンスも開催。

「うつらわ・ば」
〜うつわ・はな・おとの一期一会〜

10/18(sat)
1st 17:30~ 2nd 18:30~
会場:東光院本堂
入場料:¥1,500


僕ら出展作家の花器に大島健吾さん(オオシマ草花店)今井蒼泉さん(龍生派)が花を生け、
koyuさんが音を奏でます。

ライブならではの妙なる時間を体感いただけます。
ご期待ください。




釣瓶が落ちるように、秋です。

山に海に、秋をご満喫ください。
[PR]
by aji-kyuu | 2014-10-09 17:59 | 案内 | Comments(2)
実りの季節
久しぶりとなりました。

夏だというのに雨がちな日々が続いて、
草木はどこか詰まっているようで、虫より蛙が跋扈していた庭に
気付けば秋の空気。

小さな花々がそこここに色を開いて、虫の多重奏が厚みを増しています。
掛け布団も寝室に復帰。
いつもに比べると、すとんと季節が入れ替わりました。
秋です。

春に続き、展示会シーズン到来。
手始めは個展です。


b0156116_2215459.jpg

安達健 陶器展

2014.9.20(sat)−29(mon)
11:00−19:00  *最終日は16:00終了
knulpAA gallery(東京都練馬区石神井)HP



東京での初個展から数えて、今年で4回目のクヌルプさん。
お店が移転してのオープニングをやらせていただいてから、もう一年が過ぎたのです。
瞬く間の十二ヵ月ですが、
こうして毎年場を同じくして展示会をさせていただけることは、一人の作家として本当に有り難いこと。

この一年という時間を、自分がどう過ごしてきたか。
何を吸収し、どこを伸ばし、どう成長してきたか。否、変化してきたか。
さながら定点観測です。

振り返ればここ一年は、これまで溜めてきたものがようやく形を結び、
実感として得られるようになってきた、そんな気がします。
まだ結果には到っていないかもしれませんが、手応えと言いますか、
見えてきたものがほんの僅かばかりでも手を伝って落とし込めてきているような。

今回、これまでの土が底を尽きてきたことから
新たな土による新たなシリーズに取り組んでいます。
DMになっている器がそれでありまして、
相変わらず派手さはないものの、土の独特なニュアンスがやきものに現出しています。
これまでの僕のうつわにはあまり見られなかったパリっとした質感。
そこへ僕の手がいかにして関わるか。

クヌルプさんに並べるのが自分自身でも楽しみなところ。

その他茶灰釉の新アイテムも発表します。

ご期待いただける内容になるかと思いますので、
来る秋の味覚を前に、まずはうつわをどうぞよろしくお願いします。

安達の在廊は、
9/20,21,22,23,27,28,29の7日間です。
お待ちしています。
[PR]
by aji-kyuu | 2014-09-11 00:01 | 案内 | Comments(0)
晩夏のお山の上のお祭り
台風が過ぎ行きました。

我が家は一部剥がれかけたところがあるものの、無事に耐えました。
ただ、庭の草木や土作りの道具などはあちこち荒れて、今日は午後片付けに終始しました。

今シーズンは蜂が軒深くに巣を構えているようなので、もう二つ三つは直撃するのかな
とお隣さんと心配してみたり。

まあ、避けられるものではないし、やってくるものにこちらは従順に対処するまでですけども。


甲子園もようやく始まり、そんな晩夏の様相がちらちらしてきたこのところですが
イベント参加のお知らせです。


b0156116_2255882.jpg
b0156116_2253578.jpg

京都府の最南端。
やきもの関係者なら一度は耳にしたことのある童仙房という地にて、陶芸家の清水善行さんらを中心に開催されているマーケット。
マーケットと言えど、村まつりとクラフトフェアを混ぜたような、当地独特の雰囲気あるイベントです。

僕は立ち上げ当初からお世話になっているのですが、昨年は展示会と重なってやむなく欠席。
今年、二年振りの山ノ上です。

僕は毎回、このイベントに参加させていただく時には“夏休み”という気持ちで出掛けます。

会場がとにかく山の中。
くねくねと細い道を上って、ポンとひらけた集落はまるで別天地。
小ぶりの小学校舎やヒグラシの声、パキッとした日差しとしっとりひんやりの日陰。
ザッと落ちて過ぎる夕立。
どこからこれだけも?というほどに集う人達もなんだかのんびり。
作家も、近所のおじちゃんおばちゃんもゆったりかまえていて、
けれどあっという間に過ぎる一日限りのイベントなのです。

たった一泊なのに、特に何したわけでもないのに、その夏のすべてだったような“じいちゃん家”。
それと似て、どこか真夏の夢のようにすら感じる、山ノ上マーケット


今年も、作家、飲食とも面白い方々が揃うはずです。
ぜひ夏の最後の夢でも見にいらしてください。



山ノ上マーケット
2014年8月30日(土)
10時〜16時  雨天決行
旧野殿童仙房小学校(京都府相楽郡南山城村童仙房三郷田199-2)

イベントブログ
[PR]
by aji-kyuu | 2014-08-11 22:59 | 案内 | Comments(0)