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堅くて柔らかい
b0156116_2103285.jpg昼飯の定番。

うどんはうどんでも
愛知は名古屋の味噌煮込みうどんに使われる麺のたいていはかなりコシが強い。
かたいとか粉っぽいとか、好き嫌いの分かれるところ。




赤土+白化粧+長石釉  大碗




先日、用事のついでに愛知県の豊田市美術館へ。

建築空間から所蔵品、企画内容どれをとっても素晴らしい美術館で
以前から時間が許せば足を運んでいるところ。

美術をやっている友人がそこを展示会場にする大きなコンペに入賞した(しかも準大賞!)とのことだったので。


大学生当時、陶芸のサークルを通じて知り合った彼女は
粘土の状態での不定形とやきものとしたときの強固な物体感の間にぼんやりとある危うげな触感みたいなものに
ちょっと異様なくらい執着しているように見えた。

ぐんにゃりと焼き固まる、というようなことに。


で、今回の公募展で彼女の作品をほとんど初めてライブで観たのだけれど
驚きました。
驚くほど良かった。
ひいき目差し引いても、他の入賞作から抜きん出ていました。


「展示物」である以上、十中八九人は目で観る。
でもその目で視たものを目でのみ感覚するということにすべての人は慣れきっていて
体験が体験として知覚できず広がらず、面白くないと感じる。

例えば、あるものを目で視ながらにして他で感覚できたら ——


彼女の作品は“柔らかく”固まった立体。
軽妙で重厚。
どろどろと、それでもさらりあっけらかんと。


目から肌に触覚に実際以上の生々しさをもって伝わってくるものでした。


表す内容の深部まで話すのは避けますが、
ともあれ見事な表現だったと思います。



端から、遠くから見ているだけでもここまでに紆余曲折あった彼女。

いいメディアをみつけたんだね
信じ続けてきて良かったね

次会えたら、そんなことを言いたい。





そしてすべての人に

視覚はもう充分使い込んだ。
ここからは触覚にものいわせませんか?
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by aji-kyuu | 2010-02-28 22:10 | 観る | Comments(0)
誰がため
b0156116_3334213.jpg白土+灰釉  板



お茶うけに、ちょこっとお菓子をお出しする。






何事も結局のところ、相手あってのこと。
誰かのための今日明日。


ときにその間は、一枚も二枚も壁で隔てられていて
見えづらくはなっているけれど。


ものことの向こう側に居る誰かへ宛てて。


そんなことを再確認。
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by aji-kyuu | 2010-02-24 03:54 | 考える | Comments(0)
期は熟した
昨日、高校以来の仲でことあるごとに語り合える数少ない友人と
半年に一回くらいのペースでほとんど定例となった意見交換の会。

といっても、コーヒーショップで何時間もひたすら喋るだけなのだけれど。
大事な時間。



今回の対話の中で話題に上った事柄の一つが、小沢健二コンサートツアー。

最近僕らが注目している彼が十数年ぶりにミュージシャンとして全国を回るようで。

とはいえ別段彼の音楽がお気に入りというわけでもなく、
90年代当時のオザケンソングに思い出がよみがえる、といったわけでもない。

ただ、彼の言動に共鳴する部分が少なくなくて
ややナナメヨミな視点は気になるものの、そういった発言者としての小沢健二からは
目を離せないな、と思うのです。


以前ここでも書いたように記憶しているのだけれど
彼はミュージシャンとしての沈黙の間、世界各地で「社会」についてを考え続けていたそうで
とある季刊誌で寓話的な読み物を連載していたり、その別冊として『企業的な社会・セラピー的な社会』をまとめたり。(小さな出版社から刊行されているようですが、僕は先の友人からコピーの束にて手にしました。)

根幹にあるのは「アメリカン・グローバリズム」への抵抗。


今回のツアー『ひふみよ』の特設サイト上でも「読み物」と題して
現在の社会のあれこれについて、ちゃっかり、けれどしっかり語っています。


論客とか言われるような類いではない彼ですが
自分の立場を自覚した、彼なりの語り口が業界において貴重なことはその文章を読んでもらえれば分かると思います。


さて、どんなツアーになるんでしょうね。




b0156116_2182712.jpgまったく関連性はないけれど

先日の窯で上がった、試作品。

白土+緑灰釉  鉢
に、根菜いろいろ片付け半分で煮たもの。


写真では分かりにくいですが、マットな渋めの緑に焦げの茶が効いています。

今後展開してゆけるかな。
ご期待下さい。




そうそう
二週間ほど前、長く放置していた髭を数年ぶりにすっきりさっぱり。
ついでに枕の向きも180度かえてみました。


もういい加減熟したと思うのです。
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by aji-kyuu | 2010-02-06 22:12 | 考える | Comments(2)