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春はすぐそこ
なかなか寒さが抜けない今週ですが
それでも、庭の草木が一斉に色付きはじめ、
よく見ると木々も芽吹きつつあって、
ムシたちのうごめきも活発に感じられるし、
台所の排水溝も臭いはじめた。

こちらの心中などお構いなく、着実に春がきています。




b0156116_22464055.jpg愛知県瀬戸市、ギャラリーくれいでの展示会を企画しています。




花をくらしに、暮らしにはなを

2011年4月2日(土)〜5月9日(月)
11:00〜17:00
ギャラリーくれい lab.

安達健 阿部未来 一久堂 岡山富男 
栂尾しづく 中崎諒 日水靖夫






より新規性や実験性ある、提案形の企画を催す場として
「lab.」と改称したスペースのこけら落とし。




花器を使って、見せる
ということで
今回はご近所で雑貨店を営み、自らも作家活動をされている方に
花木や苔玉のコーディネーションをお願いしています。


普段のくれいとはちょっと趣の違う、
生命の息吹に溢れた、華やかで濃密な空間になるはずです。


植物はもちろんのこと、生きた器にご期待ください。



なお、僕安達は初日2(土)と24(日)に一日在廊予定です。

よろしくお願いします。
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by aji-kyuu | 2011-03-25 22:40 | 案内 | Comments(3)
被災された同業者の皆様へ
被災された同業者の皆様へお知らせしたいことがあります。



まずは、先日の東北関東大震災により被災され、今も避難所でご不自由な生活を余儀なくされている方、
いまだ安否の分からない親類縁者を探し続けていらっしゃる方々、
ご自宅にいながらも不安と不満に押しつぶされそうになっている方々へ
心よりお見舞い申し上げます。

また、放射線という目に見えない恐怖と戦い続けている福島県民および周辺住民の方々に一日も早い安心がもたらされることを
強く強く祈っています。

加えて、関東圏において計画停電による仕事の停滞に苦しんでおられる方々へも、心を寄せ

あらゆる状況が少しでも好転することを願ってやみません。



あれから既に10日以上が経ったわけですが、僕ですらまだ平常とはいかない調子。
頭から足先まで、体がぎゅっと縮こまっているような感覚が消えません。


友人知人、お世話になっている人たち一人一人に連絡を取りたいものの、
それをすべきなのかにさえ迷います。

ひとまずは元気でやれているのでしょうか?





陶磁器などの作家活動をされてきた皆様の中にも、
家屋や工房の損壊などで今現在の生活ばかりか先々の生活がまったく見えなくなってしまった方もいることでしょう。

やきものというものはシンプルであるもののいろいろな機材や道具があって、
しっかりした環境がそろっていて初めて出来上がってくるものでして、
僕も今、この制作環境をいちから作り直せと言われたら、途方に暮れてしまう。

でも、そういう方が実際にいるはずなのです。


そうこう考えているうちに、
もしその状況から抜け出す手助けができるとしたら、それはやはり同業者である僕らだと気付きました。



我が家は被災地域から少々距離のある岐阜県本巣市にあります。

大家さんや管理人さんのご好意で、とても恵まれた環境で生かしていただいています。
もとより、この贅沢な環境を他にも分けてあげたい、と思っていたさなかでの震災。

そういったわけで、この環境をシェアしたいという同業者の方がもしいらっしゃいましたら、ぜひお申し出いただきたいのです。


ここには僕自身が普段使っている工房のほかに、教室用にお借りしている20帖ほどのスペースがあります。
そこに週一度くらいしか使われないろくろ数台、真空土練機、ポットミル、小道具各種、0.1立米電気窯など
もうひと方作家さんが活動できうるくらいの環境があります。
また、我が家の二階およそ18帖はまったく使っておりません。
ご自由にお使いいただけます。

もちろん家賃や使用料は発生させないようにお願いしておきます。
いずれも大家さんには僕から事情を説明すれば、納得していただけるはずです。

その他ご相談くださればできるかぎり対応します。
まずは仕事を早急に再開したいという方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なくお知らせください。


またもう一つの形として、
僕は日頃から愛知県瀬戸市でもギャラリー運営などの活動をさせていただいているのですが
瀬戸といえば日本有数の窯業地。
材料その他、手に入りやすく、制作環境が圧倒的に充実しているところ。

もしご希望があれば、その瀬戸市周辺ですぐに活動再開できるような各種の手配をお手伝いすることも可能です。

有り難いことに当地に工房を構える仲間も多いので、お願いすれば協力してくださる方もたくさん出てきてくれることでしょう。
県の方での住居提供も始めています(http://www.pref.aichi.jp/0000039498.html)。


どちらにしても同業であるために、皆様の必要なものやことがある程度分かるわけなので
ご相談にすんなりのることができるはずです。

お困りの方は、ぜひご連絡ください。



幸いにしてこの仕事は、環境さえ戻れば、手についた職でまたいかようにも展開できる。
だから、諦めることなく頼っていただけると嬉しいです。



被災された同業者の方、
あるいは
被災された当人はこのブログなど見られる状況でないかもしれませんので、そういった同業者をお知り合いにもつ方、
ご検討ください。


不慣れな環境で仕事をすることは大変なストレスかとも思いますので、無理をすべきでないのかもしれませんが
ご相談だけでも遠慮なく。




安達 健  cry-baby-cry@ccnet.ne.jp





こういったときに、社会に対して何であれ提供できる状況をあらかじめ用意しておくことも、
社会人としての大事な務めだったのだな、
とこうなって初めて気付き、危機対処にまるで非力な自分に愕然としました。

恥ずかしながら、社会での目に見えない分担分配に、僕は無頓着でした。

ものつくりとして、僕が負うているはずのものもあるのです。
猛省しています。
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by aji-kyuu | 2011-03-22 22:30 | 案内 | Comments(5)
再びドキュメント
先日の東京滞在中、かねてからじっくり話しておきたかった学生時代の友人が参加している展示会に
タイミング良く顔を出すことができた。
そしてまたちょうど良く、その友人が会場につめていて、とても十分とは言えないけれど
その彼女が考えていることの端っこを手繰ることができるくらいに話すことができた。

彼女がしていることは、現状デザインとかいわれる範疇の仕事。


今だから言えるけれど、学生の頃はデザインという言葉からして、正直好いていなかった。
自分が在籍していた映像学科が「デザイン系」に振り分けられることについて、本気で嫌だった。
友人にデザインを志向している人がたくさんいたにもかかわらず。

そんな僕は今、陶器を、生活道具を作っており
デザインのアプローチからものづくりのユニットで活動する先述の彼女のような人にも
違和感なく同調できるようになった。
やっぱり。
そこに驚きはもうない。


デザインであれファイン(アート)であれ、工芸であれクラフトであれ、ある種のビジネスですら
ありとあらゆる分野が、もはや僕の中では同じ地平にあるのかもしれない。
とまで思うほどに、それらが単なる手段でしかないことを今は実感している。

どの方法をとるのかは、ものすごく重要だけれど、
もっとずっと重要なのは方法にこだわることではなくて、どのアプローチをとればその目的が達成できるのか。
むしろ目的への自覚さえあれば、形がどうであれ、たとえ遠回りでも、ちゃんと辿り着くことができる。
きっとできる。

なんだろうか、この根拠のない自信。
でもどうも確からしい。





来週末から愛知県瀬戸市のギャラリーくれいにてイベント企画しています。


b0156116_21574912.gif昨年9月に開いた上映会の第2段。


ご好評いただきつつも、
制作者自身は
このプロジェクトの可能性を
まだまだ十分に掘り下げきれていない
と感じています。


まずは積み重ねていくことで、
次のステップが見えてくるのじゃないか
と期待して。




今回のお二方も、
この尺では足りようはずもないくらいに
膨大で深大なものを背負って
作っています。


そんな中で作り出されてくる数々は、
ちょうどこのドキュメンタリー映像と同様に、
いわば一つの記録です。
凝縮された生の記録。



そうしてものを愛でることの、豊かさ
ってきっとあると思います。



そう考えるきっかけになれば、と夜は編集に勤しむこの頃です。



会期中の土日は僕安達も会場におりますので、ぜひお越しください。
わずかな時間でも、映像をネタにおしゃべりできたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
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by aji-kyuu | 2011-03-09 23:04 | 案内 | Comments(0)