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山の幸
夏の選択。

山か海かと問われたら、
僕は間違いなく、山。



あの森かげの濃密な匂いとか、独特に冷えて湿りけをおびた空気。

変わりやすい天候。
早い日没。
長い夕焼け。
ヒグラシの、カナカナカナカナ。



今年もそんな山の上でのイベントに出展させていただくこととなりました。



山ノ上マーケット 2011

8月6日(土) 10時〜16時  雨天決行
旧野殿童仙房小学校(京都府相楽郡南山城村童仙房三郷田199-2)

詳細




ここのところの全国に、こういったイベントごとは数あれど
「山ノ上マーケット」はちょっとばかり異彩を放っています。


木工でとてもいい仕事をされる川合優さんと富井貴志さん、それに陶芸家の清水善行さんらが中心となって始まったイベントで、
村祭りと農産直売市とクラフトフェアが混ぜこぜになったような雰囲気。

何といっても会場が、その村の廃校になった小学校の運動場、というのがいい。

そして会場までがなかなかに険しい道のり。
文字どおり山間の集落ですから、
車で向かうと「あれ?あれ?」と幾度と不安になるような急な山道を分け入っていくことになります。

もちろん公共の交通機関は届いていません。

そんな村に、夏の一日
数百の人々がやって来るのです。



今年の出展者は、上記3人に加え
木工の川端健夫さん、陶磁では鯉江良二さんや森岡成好夫妻などベテランから僕のような駆け出しまで。
布のつちや織物所さん、ガラスの稲垣大さんなどなど。

食べ物飲み物も驚くほどの充実ぶり。
伊賀のcafe wakayaさんから、お菓子のゆうじゅさん。
地元のイノシシ丼(?)とか、地域特産のブルーベリーも。

目一杯お腹すかせて、財布を重くして来ないと後悔しそうな出店の数々。
なんと50組以上。



村祭り独特の緩んだ空気と、大切に“残された”山の澄んだ空気を、
こういった一線で活躍される出展者のいる中で感じられるという贅沢は、「山ノ上」ならでは。
心からお薦めできるイベントです。



たった一日の、まさに夢のあわいのような山ノ上マーケット
ぜひお誘い合わせてお越しください。



なお当日はシャトルバスも出ております。
こちらから詳細をご確認ください。


よろしくお願いします。
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by aji-kyuu | 2011-07-27 17:04 | 案内 | Comments(1)
迷い蛍と夏のデパート
我が家の庭を横切る水路には、昨年から蛍が出る。

といっても1〜2匹。
上流から迷い流され来たのだろう。

されど蛍。


ここ一週間以上、窯焚きが立て込んでいたこともあって
毎晩のように夜な夜なビール片手に庭に出て、
涼みながら彼等と交信。

規則性があるようで、ないようで、思わせぶりで気まぐれで
独居人にとっては愛着すら湧きそうで
彼等の短い命を思うと、なんだか切ない。




さて本題。

来週東京での展示会に参加させていただきます。


b0156116_21245233.jpg

陶ISM selection@伊勢丹~次世代を担う若手陶芸家たち~ 

2011年7月20日(水)~8月2日(火)
伊勢丹新宿店5階 和食器プロモーション

二階堂明弘 栗谷昌克 安達健 伊勢貴俊 
岡井翼 北川チカ 兼行誠吾 栢野紀文 
澤岡織里部 鈴木陽子 高橋朋子 苫米地正樹 
野田里美 山本順子





作家主催のサイトおよび展示会企画運営体陶ISM関連のイベントに
またまた参加させていただきます。


モチベーションの高い若手が集う陶ISMには、毎回いい刺激をいただいています。

今回はデパートにてこの出展数ということなので
どう見えるものなのか、不安半分楽しみ半分。



僕安達は、定番の白化粧、還元白化粧に加えて
新作の黄灰釉のものも少々出しております。

相変わらず、
一見見栄えのしない派手さにかける器たちではありますが
手に取って、実際お使いいただく距離で目や掌をもって感じていただければ
きっと他では得られない魅力に気付いていただけるはずです。

それは14名の中においても変わりません。
その意味での自信は十二分にございます。

どうぞよろしくお願いします。



ちなみに、23(土)と24(日)は岐阜より会場に上って
皆様のお相手をさせていただく予定です。

ぜひお越しください。




    
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by aji-kyuu | 2011-07-14 22:58 | 案内 | Comments(4)
授援力
ふた月ほど前、東北で復興活動に動き始めたNPO法人の代表が言っていたこと。


「被災地には授援力が必要。」



援助の物資、手が来た時にそれを受け入れられる体制を、システムを構築しておかなければならない
ということ。

表現への配慮が足らないと現場感情を刺激して、
前担当大臣のように波紋を呼んでしまうのだろうけれど
言わんとするところはしごく正しいと思う。


とある地では、
世界中から集まった義援金の配分を
旧態依然とした商工会系が強引に取りまとめようとしたため、協議が紛糾。
一時支給に滞りが出て、無用な対立をあぶり出してしまった
と聞く。


各間の連携と利害の調整を「政治」とするならば、
それを局所的に、微に細に適ったかたちで実現していくことを国政に求めるのは
まずもってナンセンスだし、
個々が個々の背景と感情を背負って「現場の声を聞いて!」と叫びを発したって
それで大きなところが動きだせるわけではない。
個人の感情を揺さぶることはできたとしても。



場末の居酒屋で「この業界は腐ってる」なんて、涙ながらに愚痴っても
それは毎晩続くだけ。
大局は動かない。

そういった心の叫びをリサーチしてまとめあげて、塊にして、提示すること。
このアプローチは当事者か、ごく近い人間にしかできないこと。

個々の感情は嘘ではないし、そもそもそれが始まりにして一番大切だから
それに同意、ないしそれを汲み取れる者が動かなければいけない。




政治離れ、政治嫌い

縁故、しがらみへの嫌悪感

度が過ぎた個人主義


そういった価値観、主義志向に知らず知らず浸っていた僕らは
大きな物語を作れない、小流すら作りえないちっぽけな存在になっていたのでは?



自分を生かし、隣の大切な人を生かし、
親子ども、親友仲間を生かすには
こちらが起点となるような政治、小さな小さな社会単位からの政治が必要だと
あらためて思います。

そんなことができるシステム。
大袈裟でなくてもそういった小集合を整えておくことが、実は本当のセーフティーネットになったりする。


自戒も込めて、そう思うこの頃です。
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by aji-kyuu | 2011-07-06 23:20 | 考える | Comments(0)
昼さがりのコーヒー
コーヒーが好きです。

日本茶に匹敵するぐらい、いれ方によって味わいに幅が出るあの褐色が好きです。


大変遅くなりまして、というか初日をすでにむかえてしまっていますが
企画からしている展示会が開催中です。



b0156116_22455423.jpgひと月カフェ  夏の日の昼さがり



2011. 7/2(土)~8/1(月)
土日月祝 11:00~17:00 open

ギャラリーくれい lab. 



安達 健(陶磁/岐阜)  阿部 未来(陶磁/愛知)  岡山 富男(陶磁/愛知)
林 さとみ(陶磁/茨城)  望月 万里(陶磁/岡山)
深谷 仁美(ガラス/愛知)  前田 薫(ガラス/愛知)


協力
Coffee SAKURA  お菓子作家 dolcemente(a)  koha 





この企画は、出展されている作品の一部を実際に試用していただき、
作家もののお茶菓子も試食いただけるというもの。


内輪では、なんとも素敵な企画だ、と自画自賛しています。

でもこれが本当なんです。


出展者、協力者に恵まれた企画。
ぜひとも。



安達は
10(日)、23(土)、24(日)をのぞくすべての土日祝日在店しております。


以上、取り急ぎご案内まで。



ギャラリー くれい  HP
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by aji-kyuu | 2011-07-04 01:37 | 案内 | Comments(0)