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暮らしのスケール
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基 向付展
2014年5月31日(土)−6月8日(日)
10:00−17:00
旧旅館 松千代館(愛知県瀬戸市末広商店街内)

日頃ついつい無意識でいた事を、一から見つめ直そうと
年齢・立場の違う作家が集まり研究と実践を重ねるうつわ勉強会「基motoi」。
一年目の活動を踏まえ、向付の展示会を開催します。




日常の中に当たり前に存在しているもの、道具には
当然ながら、あらゆる意味での必然のうちにその姿をしています。

例えば器のサイズ。
それは盛る料理の一人分の量が収まりよいサイズ。
である一方、
折敷(一人用のお盆)に三つ乗り切る程度のサイズであり、
その折敷は一人の座すスペースに適うサイズで、
そのスペースは畳のサイズにより規定されていて、
畳のサイズは建物の在来工法での単位と呼応していて、
それによって家の大きさははじき出され、
それによって土地の区分も為され…

手元のちっぽけなひとつの器が、実のところあらゆるサイズ感との相互関係の下に成立しているということ。
もとを辿れば、人体のサイジングとその即外環境である風土、それに根ざした文化や哲学
そういった要素があり得べき一点において結ばれたかたちが、
今、そこに在るものなのです。


僕の解釈では、このようにものの基本を探り、その基本の基となるものをさらに掘り下げることが
勉強会「基」の目的であります。


一年ほど前に、瀬戸で日頃お世話になっている新道工房宮本さんからお誘いいただき、
その立ち上げに参加する形で活動を開始したうつわ勉強会の、初の独自企画展が今回です。

まだ会自体産声を上げたばかりですし、参加メンバーの意識にも若干のブレがあることは否めませんが、
ともあれ考えるための第一歩を踏み出したところにあるこの活動に
ぜひご注目いただき、応援いただけたら幸いに思います。


この活動がたとえ細くとも、長く続くとしたら
それは僕らの暮らしが、暮らしのまわりが
身の丈にフィットし続けられているということなのかもしれません。

そしてそれが可能になれば、自然あらゆるところのひずみは解消していくことでしょう。

あの問題も、その問題も
もとを辿れば“うつわ”に行き着くのかもしれません。



会期末の6/6〜8は会場ほど近くで
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が開催されています。

どちらか、ではなくて互いを補完する内容です。
合わせてお越しください。

よろしくお願いします。
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by aji-kyuu | 2014-05-21 23:27 | 案内 | Comments(0)
湯の根、源泉でありたい
長い益子出張から戻るや、賑々しい春の日常の忙しなさに呑み込まれて
びゅんびゅん過ぎるここのところ。


開催は来月となりますが、主催者としてここ数年取り組んでいるイベントのお知らせをしておきたいと思います。


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2014.6/6日(Fri).7(Sat).8(Sun)
全日 10:00〜17:00 (小雨決行)
会場 Mパークと末広商店街ニコニコ広場(愛知県瀬戸市)

オフィシャルサイト

主催 ユノネホウボウ2014実行委員会
後援 ギャラリーくれい
協力 (株)中外陶園、末広商店街




b0156116_20554129.jpg今年で4回目の開催。

2011年に作家仲間と立ち上げたイベントが、今回から会場を移し
一層アップグレードして行われます。


出展内容をやきものに絞った、いわゆる野外フェア。

東海圏の作家50組以上と、こだわりの飲食がブースを並べ
それぞれの形で世界観や背景、周辺を見せていくイベント。

ワークショップ、トークイベントなども開かれる予定になっております。


参加者等、内容詳細はオフィシャルサイトにゆずるとして
ここでは、
このイベントの発起人としての思いを書かせていただこうと思います。


あれが無いこれも無い、
環境が悪い時代が悪い、
ぼやいて縮こまっているのも、好転するまでじっと踞っているのも
一つだったのでしょう。

けれど、
無いものを作り、育み
環境や時代をも変えることができる、としたら
まずは身の周りから、ちょっとしたこと、ほんの一歩
たった一人
すべてはそこから始まるわけで

ふと繋がりまた繋がり、
流れ転がり、
途方もないところ、うずたかいもの、たくさんの人々
そこへ結び付けられる
そう思っています。


結果
ちっちゃなコーヒーショップで、
一人背中を丸め大学ノートに単語を書き付けるところから始まったユノネホウボウは、
様々なところ、もの、ひとを巻き込みながら、
4年目を迎えます。




ここに出展する作家は、基本個人で作っています。
それぞれの工房に、日頃は一人こもります。
けれども、扱う素材にもその技法にも、焼くという最終的かつ決定的行為そのものにも
自覚有る無しかかわらず、自分以外のなにがしかの手が入ります。
そして当然ながら、その作品を差し出す先に相手があり、
そもそもがそうした活動を支え、助ける手があります。

だから、
作品はもとより、作家というテント下の個人も
それぞれに二つとない背景を負い、周辺を引き連れて立っているものです。
どうしようもなく、唯一無二、こてこての世界観に浸かっているものです。

それこそが作家ものの醍醐味、
そう思って、むしろそここそを目一杯楽しんで、
また作り手であろうとなかろうと、自分もそんないち個人との理解で
ユノネホウボウというきっかけの場に、よりそうであれるような場へと高める一員としての意識で
参加していただけたら、発起人であり主催者である僕としては幸いです。


どこか同じ方角を向いているように思える人達が、
初夏のほんの一瞬、場を共有する。
ただそれだけだけれど、
それが根として泉として、大樹にも大河にもなりうる。

そんな明日への期待を胸にいっぱい吸い込んで、
きっと会場を後にできるはずです。


ぜひぜひお越しください。
よろしくお願いします。




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by aji-kyuu | 2014-05-11 22:28 | 案内 | Comments(2)