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盛ることの楽しみ
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細長いうつわ 箱形のうつわ 展

2017.6.24(sat.) - 30(fri.)
11:00am - 7:00pm 最終日 5:00pm

うつわPARTY(東京都目黒区駒場2-9-2)

安達健 伊藤叔潔 馬野真吾 平厚志 橋口信弘 古川桜

いつものお料理を違った顔に見せてくれる
テーブルに新しいリズムを生んでくれる
お洒落でたのしい、細長いうつわ、箱形のうつわたち。
小さなものから大きめまで、6人の作家さんたちが考えてくれました。



この数年、石膏型を利用したうつわ作りを少しずつ少しずつ展開してきました。
僕の展示会の中に、ろくろの円運動ではどうしても表現できない様々な形が増えてきたのはそのためです。

これはけして「ろくろ造形に行き詰った」といった理由からではなく、
はたまた、「バラエティに富んだ形を作りたい」といったものでもない理由からのことでした。

”食器”を考える上で、数年来一つのしるべとしてきた懐石において、
その食器としての本懐は器形にはなく、盛りどころの形にありました。

いつもと同じお料理を違った顔に見せたいと思う時、
よく言う違った色、雰囲気の器に差し替えるだけでは不十分で
それよりもむしろ、色や雰囲気が似通っていたとしても、違った盛りどころのある器に替えることが実は最も手っ取り早いものです。

「盛りどころ」とは器における内側のうち、お料理を盛るべきスペースの意。
すべからく食器には、お料理を盛ることで当のお料理も器自体も美しく見える位置、範囲というものがあります。
円形の器の場合、それは一般的にやはり円形に設定されているのですが、
同じものを同じ量盛るのに際して、本来その盛り方はけして一通りではないはずで
例えば円形の皿に盛られたものを長皿に姿良く盛り替えてみると、
自然、盛り方は横方向に広がり、そのお料理の顔が一変します。

細長い器、箱のように角の深い器などは意外な表情を引き出してくれる格好のアイテム。

そんな盛りどころの面白さを意図し、石膏型を介して作り出した食器を、今回様々に並べるのです

展示会テキストにもあるように、テーブル上でのアクセントとしてももちろん活躍するはず。


安達の在店は24(sat.)のみではありますが、
お会いできた際はそんな「盛りどころ」の話なんかもできたら、と考えていますので
梅雨の空にめげずに、ぜひぜひお越しください。

よろしくお願いします。




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by aji-kyuu | 2017-06-14 21:02 | 案内 | Comments(0)