土を焼くもの
b0156116_22474213.jpg

境 道一 / 八田 亨 / 安達 健 土のうつわ 展

2017年3月18日(土) - 27日(月)  *定休日22日
11:00 - 19:00

sumica栖(横浜市中区山下町90-1)

土味にこだわりながら、新しい陶のスタイルを見せてくれる三人です。




時折ふと、自分のしている仕業について引きで考える。

土を掘り崩して、水に戻して、再び日に当て水を飛ばして、それを捏ね繰り、火によってかたちを留める。
ただ、ひとえにそれだけ。
はたして僕は、どれほどに意味のあることができているのだろうか。

ただただ、ひたすらに土と向き合う、作業につぐ作業。
唯一胸を張れるとしたら、そこに面した我が身体。

本展でご一緒するお二人もおそらくはそういうモチベーション。
奇をてらったり、技をひけらかしたり、自己表現なんて滅相もない。
土が体を通ったのです。


陶器に限ったことではないですが、
パッケージングに注力される傾向の一層増す中にあって、こういったものに出会う機会は間違いなく減っています。
近年珍しくなりつつあるセレクションの展示会。
ぜひ覗いて欲しいです。

僕安達はこの一年余りで展開してきている型を使った灰釉シリーズを、緑、黄、茶と揃えるつもりです。

型を使うとなると、かたちに目を遣っているように思われるかもしれませんが
少なくとも僕の型ものは土や灰在りきの造作であり、意匠です。
比べ見ていただき、使っていただければ分かるはず。


安達は18(土)、19(日)、25(土)の三日間在廊します

横浜中華街のすぐそば。
ちょっとしたお出掛けついでに、お立ち寄りください。
よろしくお願いします。





[PR]
# by aji-kyuu | 2017-03-01 23:30 | 案内 | Comments(0)
aglaia 輝きの季節に向けて
代官山での展示会はこの連休いっぱいの9(月祝)まで。


そこに続けざまですが、来週末からは青山のお店に出品します。


b0156116_23121263.jpg


日々の器 展
2017年1月13日(金) - 21日(土)  *15日は休み
11:00 - 20:00

aglaia INTELLECTUAL AND COMFORT(東京都港区南青山6-6-22 TRD南青山1階)

安達健 片瀬和宏 小林千恵 白石陽一 都築明




勝どきにある花屋さんが、青山にコンセプトストアをオープン。
その記念展として、私安達も少量ですが出展します。

代官山の展示とは異なるシリーズ、灰〆の板ものを並べていただく予定。

ちょっと分かりにくいところにあるようですが、カフェ&バーも併設されていたりなど、面白そうです。
会期中安達は在店しませんが、ぜひお立ち寄りください。


b0156116_23391138.jpg




[PR]
# by aji-kyuu | 2017-01-07 23:49 | 案内 | Comments(0)
謹賀新年
b0156116_21072254.jpg


新年明けまして、おめでとうございます。


平成29年。
年があらたまりました。

日々は等価に「新しい」のだけれど、やはり一つの区切りとしてここは大事にしたい。

このところの恒例で、
横浜の妻の実家にて年を越し、明けたその日に愛知の実家へと駆け付け、そのまま少し足を伸ばして親族の食事会に顔を出す。
そこで90歳近い祖父母から、まだ半歳の甥っ子まで総勢20名ほどに挨拶。
一昨日我が家に戻り、本年の仕事初め。

年に一度のこの機会はいつも、慌ただしさを一旦押し留めて、自分の根深いところを省みる貴重な時間。
伴侶を得る前、やきものを生業とする前、安達健が「安達健」である前、
あの日の自分と今日の自分。

とりわけ昨年は環境が目まぐるしく変わり、その中で入出力いずれも多く、
思い返すとぞっとするくらいスリリングで、ゆえにエキサイティングとも言える一年だったわけですが
他方、自分のルーツを辿れば必ずそこがあって、手繰れば必ず同じ人達に囲まれている。
そのつまらないほど当たり前で、安心のする事実を、毎年噛み締めます。

この一年は作家としてももちろんのこと、人としてとても成長できたと自負できるものではありましたが、
僕は僕でした、と。

今年もまたここから始まります。


落ち着いて暮らせる場をいただいたのだから、その恵みを形にして返していこう
という本年の抱負です。


皆様、どうぞよろしくお願いします。


[PR]
# by aji-kyuu | 2017-01-05 21:50 | 考える | Comments(0)
年末年始は本の森へ
師走も半分に差し掛かりました。
街へ出れば、去る年の足音が勢いを増してきた感のあるこの頃。
こんな季節にも、展示会です。

うつわ謙心さんが毎年手掛けている年を跨いだ企画。
テーマは「にっぽんの暮らし」


b0156116_16120848.jpg

b0156116_16115559.jpg


にっぽんの暮らし展 2017
〜新年を迎えるうつわ めし碗・土鍋・めんぱ〜

2016.12.28wed - 2017.1.9mon
11:00 - 19:00 *年末年始多少の前後あり。要確認。

代官山T-SITE GARDEN GALLERY(東京都代官山)

安達健 岡崎慧佑 片瀬和宏 岳中爽果 田中大喜 中尾雅昭 塩澤佳英





私安達は画像下段真ん中の長石釉蓋碗など、飯碗を数種類出品予定です。
定番のものから、ちょっと特別な日に使いたいものなど。
にっぽんを美味しく食べる器を提案します。

新たな年を迎えるにあたって、左の手にしっくり収まる新たな飯碗を。
12/28、29、1/9の三日間僕も在廊しています。
本の探しものついでに、ぜひお越しください。

よろしくお願いします。



[PR]
# by aji-kyuu | 2016-12-13 16:34 | 案内 | Comments(0)
そうだ、京都に行こう
b0156116_20494179.jpg
b0156116_20495614.jpg


向付のある風景 基(motoi)器 展

2016年12月2日[金]−8[木]
10時 - 18時 *最終日16時迄

古美術瀬戸(京都府京都市)

安達 健 一久堂 江口 智己 片岡 誠 新道工房 田中 大喜 額賀 円也 松永 真哉


テーマを語り、メッセージを伝える懐石の花形、向付を食卓に投げ入れると
「いつも」が「とっておき」になります。
うつわを基(もとい)する作家たちが描く、向付のある風景。
食の器の展示会です。




かれこれ3年以上前から、足元の脆弱さを感じて立ち上げに参加し、
現状中心的な役割を担わせていただいているうつわ勉強会基での初の関西展です。

当初から会での研究の軸となっている懐石、とりわけ向付というものを
旧きいにしえの文化、とか、縁のない茶道の世界のこと、と限ってしまわず、
その目指している理想、踏まえられている文脈だけでも家庭に、日常に持ち込めないかと最近考えています。

そもそもその道筋を、と参画した本勉強会。
掘れば掘るほどに底は知れず、探ることそれ自体を目的化してしまいそうになる中
今自分が本当にやるべきは、この学びをどう社会に出力していくか、今に結んでいくか。
思いを強くしつついたところに、仲間の一人、田中大喜さんの計らいでこういった機会を得ました。


作家は、単純な意味での生産者ではありません。
かといって、研究者でも終われません。
ですから、このように研究の成果を個々人の感性と身体でもって形に生み表そうとします。
その披露の場、展示会はそれゆえ時に完成形とは言い難いものであったりします。
逆を言えば、展示会というもの、お客様という立場の皆様と何らかの誕生を共有するものであるはずです。

基は、そして本展は
そこをこそ見つめ、そこに正面から取り組んでいます。

向付というたった一つの器に込められているこのくにの思想や文化的背景、
それの昇華した生活哲学はきっと今の僕らに響き、明日の誰かに届くものです。

皆様と共体験できましたら幸いです。

晩秋の京都。
きりっと美しいことでしょう。
ぜひお運びください。


安達在廊日  12月2日[金]、3日[土]、4日[日]、5日[月]

[PR]
# by aji-kyuu | 2016-11-16 21:37 | 案内 | Comments(0)