ホームページリニューアルしました。
ご無沙汰しています。

瞬く間に季節は夏の様相すら呈してきました。

庭先はまさに花盛り。
大きく咲き誇るものから、名も知らぬかそけきものまで。
植物の多様な美しさに目を惹かれるこの頃です。


工房仕事が事実上止まって半年。
引っ越しに伴い閉鎖していたオフィシャルサイトをリニューアルしました。

といっても、同じ安達のサイトを、相も変わらぬ安達自身がタグ打って組み立てているので
大して代わり映えしないかもしれませんが、
以前のものよりほんの少し進化できたのかな。
本人、そうあってほしいと。

作品のページはまだまだこれからですが、
ここまでの活動をアーカイブするページを新設。
数年前まではブログに求めていた雑記の場も、改めて用意しました。

陶器の作家安達健の一端をこのオフィシャルなメディアで垣間見ていただけたら嬉しいです。
引き続き、よろしくお願いします。








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# by aji-kyuu | 2016-06-01 16:19 | 案内 | Comments(0)
春を追っ掛け海風背負って
大型連休の足音が迫ってくるこの時期。
以前は大きな大きな益子の陶器市に、荷を満載にした車を時に寝床にしつつ、一週間にわたって参加していたのですが、
あの広場に出展しなくなってから早2年近くとなりました。

そんな今年はひょんなことから、益子在住の建築家で文筆家、町田泰彦さんからのお誘いで
規模は小さく、期間もたったの3日間だけの
言うなれば「陶器市の裏面に位置するイベント」に参加させていただけることになりました。

かの益子町のお隣茂木町を拠点に活動する雨余花さんらが中心となって、今年初めて開催されるこのイベント。
どのような場、どのような時になるのか?
僕にも正直分かりませんが、予定調和な市にはない「何かが有りそう」。そんな気がします。
だから僕は楽しみなのです。




「陶器市からいらっしゃい & Drive Inn Motegi Bar」

開催 / 2016年4月29日[金]ー5月1日[日]
時間 / 11:00 ー 16:00ぐらい
会場 / ドライブイン 茂木・栃木県芳賀郡茂木町町田21

参加陶芸家:
安達 健・徳山久美子・成田真澄・成井窯・二階堂 明弘
参加農家:
大内明美・大越敦夫・生井賢一・生井ソノ子・生井ミイ子
参加料理:
雨余花・黒猫館・キッチン二階堂・Serendip(パン)

問い合わせ / Tel. 0285-81-5006[雨余花]



横浜で焼き上がった新作と、とりあえずのところ思い付ける限りの趣向を、
やっぱり車に詰め込んで、海辺から春の山に走らせて行きます。

久しぶりにお会いできる方もいるかな。

喧騒から離れ、のんびりゆったり過ごしましょうよ。

よろしくお願いします。






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# by aji-kyuu | 2016-04-26 21:41 | 案内 | Comments(0)
茶事の向こうに見えるものこと
久方ぶりのご案内です。


少々無理矢理な感は否めないものの、仮の工房で陶器作りを再開して、半月が過ぎました。
やっていることは岐阜の頃とまったくに変わらないわけですが、自然心持ちの違う横浜で
土を叩き、捻り、焼いた器がようやく表に出せることになりました。

今回は以前から参加している勉強会絡みの企画展。


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茶事の器展 生活から茶事の器へ

平成28年4月21日(木)〜25日(月) 会期中無休
10時〜20時
鶴の茶寮(千葉県東金市)


「普段ついつい無意識で済ませてきた事がどうしてこのような状態になっているのか、本来はどうであったか」
を見つめ直そうと立ち上げ、2年半続けてきたうつわ勉強会基と、
全国を飛び回ってきた茶事専門料理人半澤鶴子氏共同企画の今回。
基が取り組む主要テーマである、茶懐石の器の展示会です。

日本料理の最もフォーマルな形式、茶懐石について
資料を漁るところから始まり、造詣の深い方によるレクチャー、ディスカッション、そして茶室や料理店での実体験。
これまで勉強、研究を重ねてきました。
その成果です。


陶器を作ることを生業としている僕らの中には
陶芸という分野における技法や歴史的な部分について熟知する、いわゆる「やきものマニア」たる人が大勢います。
かく言う僕もその一人に含まれるかもしれません。
けれど意外にもそのもう一方の縁にあるはずの食器、器についてをよく解っている人は驚くほどに少ない。

例えばサイズ感。
当たり前のように毎日触れ、使っているものゆえ
セオリーだとか経験的なところから、自ずと知っているような気になっているのだけれど、
はたして本当に解っていると言えるのか。
陶の専門家であると同時に、器の専門家と名乗る以上、そこが気にかかる。

「知っている」と「解っている」との間には天と地ほどに大きな隔たりがある。
それだけは解っているから。

そういったわけで僕は勉強会に参加し、「うつわのスペシャリスト」にならんと、ここ数年努めているのです。


こうした活動に力傾けていると、誤解もされがちですが
作家安達健はけしてお茶や割烹の器に軸足を移そうと図っているわけではなく、
どちらかと云えばむしろその逆で、
家庭の食卓にこそ、今その専門知識や知恵、裏付けを改めてセットアップすることが必要に思われ、
その思いは日毎増してきています。

副題に「生活から茶事の器へ」と付けていただきましたが
本展ではその逆さまアプローチ、茶事から毎日のごはんを見遣るような、そんな視座でもってお越しいただけたら
個人的にはとても嬉しく思うのです。
もちろん、その目に応え得る懐石の器を並べるべく、窯を焚いている今現在です。


会場は東金。
首都圏からは多少距離もありますが、春の小旅行気分で足を伸ばしてもらうだけの価値はある展示会になるかと思います。
当日は半澤鶴子さん調理の点心も¥2,000でいただけます。
盛られるのは僕ら出展者の器。
華美ではないけれど、手と心が十二分に掛けられたお料理をいただけることと思います。
また、庵主半澤さんとお話しするだけでも、何か背すじが伸びるような、胸がすくような、
明日への力をもらえるはずです。

茶寮での展示会ではありますが、お茶に詳しい方もそうでない方も歓迎です。
ご興味持っていただけましたら、ぜひお出掛けください。


*安達健在寮日 4/21(木)、23(土)、25(月)




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# by aji-kyuu | 2016-04-14 09:17 | 案内 | Comments(0)
何よりもまずあらためたい
横浜に移って、ひと月が経ちました。

年越しがあって、荷解きがあって、まずはここでの生活を組み立て直す様々があって、
まだひと月!というくらいに盛りだくさんだった日々。

懸念の工房は未だ整っておりませんが、本年最初の企画展への参加です。



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ごはん茶碗と漆のお椀展
2016年2月13日(土)〜2月21日(日)
11:00 – 19:00(最終日17:00終了) *2/17はお休み
knulpAA(東京都練馬区)

愛着あるうつわで食べる食事は美味しい。
食卓を楽しくする企画展第一弾。
まずは和食の基本となるごはん茶碗と漆のお椀をご紹介します。



毎年個展でお世話になっているknulpAAさんでの企画。
もともとは文具を含めた雑貨やインテリアに強みを持っていた店主さんですが、
ここ数年いろいろなご縁から、生の基本にある食や器に興味が向いてきていらっしゃるようで
毎回今昔の食器についてをとりとめなく話し合ったりしています。
満を持しての『食卓を楽しくする企画展第一弾』という今回。
工房移転のタイミングでしたので新作はありませんが、
飯碗担当の一人として定番を数点出品させていただきます。

僕自身、幾度かに分けた引っ越し作業の中で、最後に閉じ最初に開けたダンボールは衣服と食器のものでした。
場所が変われど、使い続けた器は体の一部のように離しがたく、使い直せばやはり心地良いもの。
逆に言えば、心機一転を狙って器を新調することは、引っ越しにも匹敵する変化を及ぼすのかもしれません。
とりわけ日本文化では属人器としての意味合いが根強い飯碗、汁椀。
我が暮らしを省みてみる意味でも、この展示会は良き機会になることと思います。

ぜひお出掛けください。


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# by aji-kyuu | 2016-02-02 17:46 | 案内 | Comments(0)
移転しました!
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新年、明けましておめでとうございます。


ご報告が少々遅くなってしまいましたが、
実は僕安達健は昨年末にやや無理を押したスケジュールで引っ越ししまして、
現在神奈川県は横浜市に暮らしております。

およそ8年に渡って、文字通り我が身を支え、育んでくれた岐阜県本巣市からの拠点移動です。

現段階ではまだ工房の住所が確定しておりませんので、
そのお知らせは改めてさせていただくとして、
今日は新年と新天地での再スタートに当たっての所感といいますか
ここひと月ほどつらつら感じ考えてきたことを、この機に記しておきます。



きっといつかはすることになるだろう
と幾分のんびり構えていた横浜への移転が、急展開してこのタイミングとなったのはおよそ一年前。
今回の主たる理由は家庭の事情によるところが大きいのですが
環境の転換それ自体は実のところ来るべくして来たというのが感触としてあるのも正直なところ。
潮目というと語弊もあるかもしれませんが、決めた当初から「今がその”よい”機会なのかもしれない」と思っていたのも事実。
断腸の思いで、とか、苦肉の選択で、ということは実感として一切ありませんでした。
それもついひと月くらい前までは。

岐阜から横浜というと実際距離にして400km近くあるわけですが
現代の都市間にしたら大したものでもないし
住む場所がどこであろうとも僕は変わらない、やることも変わらない、
とまあ、自負心ゆえか案外に気楽に構えていました。

けれど実際に引っ越しが迫るにつれ、離れがたい気持ちが日毎増していくのです。

挨拶で回る人たちからの言葉や表情、態度。
そういった表面から漏れる胸中。
そのいちいちにこちらの感情も引っ張られ、
そうこうしていると、その人であったりその場所であったりにかつての自分が移り残っているようにも思えてきて、
そのことが僕の心持ちをじわりじわり重くさせていくのです。

まったくネガティブな意識は持ち合わせていなかったし、
むしろ新たな挑戦ともなろう先には、か細いながらも明るい光を感じていたはずなのに
なんだろうこの心身の重さは。

我ながらそんな体に陥った自分に驚き、引っ越しの準備にも幾らか足踏みしてしまった数日がありました。

正直初めから深い縁のあった人や場は少なかったろうし、
たまたま、偶然そこに居合わせた、出くわした、言わばそんなくらいの関係だったはずなのに、
本人知らず知らずのうちに、根は伸び絡みしていたようで
その根は以外と太く深く茂っていたのです。
今回そのことの不思議と、尊さをまざまざと思い知らされました。


住んでいた家の片付けで出たあれやこれやの道具、生活ごみなどあまりに多量だったっため
やむを得ず庭先で数日間毎夜大きな焚火をして燃やしていたのですが、
幸いにもその幾晩は月がきれいで、番をしながら缶ビールをちびりちびりしていました。
空気は冬らしく冷たかったけれど、
側に寄ると手が届かない距離でも熱いくらいで、足しにしていた薪の香もいい肴になるし、
何より、盛んに燃える炎の揺らぎや時折はぜる音韻が心地良く、
その”やきもの”に魅入っているうちに、ぐるぐる複雑にこんがらがっていた心が解きほぐされていくようで
僕は火に本当に助けられたのでした。
今思えば、あの焚火は僕にとって必要だった儀式で、あれはまさに送り火だったのだと得心するのだけれど、
それを扱う業にありながら恥ずかしいことですが、火がことこれほどの力を有していることを僕は解っていませんでした。



そんなこんなで自分の見積もりの甘さも祟って、方々へご迷惑をお掛けすることとなり、
なおかつ多大に助力いただくことで、ようやっと移転が完了しました。


今現在はもっぱら荷解きや各所の片付け、環境作りに日々精を出していまして、
春にはこれまで通りの陶器作りを本格化させていく算段をしております。

岐阜や愛知で得た沢山の経験や繋がりを財産として、
それを基に、またこの地でも変わらぬ信念とスタンスでもって
作家としてはもとより、まず人として自在に柔軟に渡っていきたいと考えています。

ひとまずはこれまでをじっくり見直し、これからをどのようにも見据えることができる今の貴重な時間を存分に味わいつつ、
また時と共に一段一段積み上げてまいりたいと思っておりますので、
これからも引き続き良きお付き合いを、どうぞよろしくお願いいたします。


以上いつにも増して長くはなりましたが
年始のご挨拶と替えさせていただきます。

皆様にも幸多き一年をお祈りします。




* 引越しに伴い、メールアドレスを変更しています。以下よろしくお願いします。

ajikyuu⚫︎gmail.com (⚫︎は@に変えてお送りください。)
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# by aji-kyuu | 2016-01-10 00:26 | 考える | Comments(2)