座して居る
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フィールドミュージアムSA・NU・KI 2015
― 工芸とまち並みを巡る展覧会 ―


会期:2015年 11月6日(金)、7日(土)、8日(日)10:00~16:00
会場:引田のまち並み(讃州井筒屋敷・旧山田医院・笠屋邸・煙突広場・商店跡・旧松村医院・吉原邸・山本醤油)
オフィシャルHP


昨年初めて参加させていただいた、うどん県香川の風情あるまち並みを舞台にした同時多発形展覧イベント。
今年も呼んでいただけることになりました。

蔵、漆喰白壁、板塀、瓦屋根。人間のサイズに合わせた家並み、道幅、スケール。
そういったまち並みの美しさ、懐かしさ、新しさはもちろんのこと
このイベントは個々の展示のクオリティの高さが最大の魅力だと思う。

ネットや雑誌を主にしたメディアで取り上げられる物や人はどうしても同じようなところに限られてしまう昨今。
特にここ数年はその傾向がより顕著に、増幅スピードも恐ろしく上がっているように思われます。

ただ、物はそもそも変わらぬ日常の中で、当たり前ではあるけれど、人によってその人のペースで生まれていくもの。
その前提を再確認できて、なお「此処にも確かにあるんだ」という“当然”に嬉しくなる。
去年はそういった刺激の場となりました。

ものを作る人はもちろん、
今できているかはともかくとして、日常に美的な「よろこび」を投げ込みたい方は
ぜひお出掛けください。

今年は12会場20作家。
展示と合わせ、多くの会場で作品の販売もされます。

僕安達の展示場所は讃州井筒屋敷・離れ
今の自分にぴったりとも言うべき、正しいスケールのお座敷です。
多様なうつわにて座敷をしつらえる、そんなイメージでのぞみます。
もちろん3日とも会場に居りますので、よろしくお願いします。

「座辺身辺」。
最近友人に教えていただいた、今しっくりくる言葉です。


晩秋の讃岐ですから、食も本当に楽しみ。
昨年は牡蠣に鰤に。
朝はうどん。

この時期の旅行に最適な四国。
お待ちしています。
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# by aji-kyuu | 2015-10-27 19:42 | 案内 | Comments(0)
体感こそ
少し先になりますが、日頃お世話になっている瀬戸の森の食堂庭禾さんにてワークショップを開催させていただくことになりました。


以下、ご存知ないという前提でご説明します。

今回トライしていただくのは、一般のやきものより低い温度で即席に焼く方法「楽焼き」
燃え盛る小さな窯の中に作品を入れて、数分後に窯の蓋を開け、熱々のところを取り出します。
普段は目の当たりにできない、焼くことによる科学変化を体で感じとることができる貴重な機会です。
 
ワークショップの最後には、その焼きたての器を使って庭禾にてお茶をいただきましょう。
 

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具体的に。
2種類の色の土による素地(すでに器の形になっています)、4種類の釉薬の中から
ご自身で好きなものを選び、それらに釉薬を施すところからやっていただきます。
その後は窯の様子を見ながら、タイミングを見計らって作品を入れて、出して。
ご自身の加減によって、その時その場でしか作りえない「楽焼き」の器ができあがります。
 

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自分の手の触れたものが、目の前の窯というハコの中で大きく変化して、
それに自分の手が再び触れて新たな何かが生まれる。
その感触は一番原始的な感動だと思います。
庭禾にて初冬の午後、一緒に火を囲み、テーブルを囲みましょう。
 


『にわかやきもの教室 −楽焼きワークショップ−』
 
【日時】 2015年11月21日(土)13:00~17:00  *受付 12:45~
【講師】 安達健
【作る物・内容】 小カップと豆皿、土2種類・釉薬4種類
【参加費】 4,000円(おやつ&お茶付き)*自分で仕上げた小カップと豆皿をお持ち帰りいただけます。
【参加定員】 10人
【対象】 高校生以上、経験不問
【持ち物】 軍手、タオル、熱やススで汚れてもよい服・靴をご用意ください(ニット製品×)
【場所】 山水ラボラトリー内 庭禾(瀬戸市穴田町291)*駐車場あり
【お申込み方法】 下記のお申込み先まで以下の内容をご連絡ください。
1.参加する日程 2.お名前 3.電話番号 4.メールアドレス 5.参加人数
 【お申込み先】 下記アドレス・TELまでご連絡ください。
mail info☆niwakalife.com  ←☆を@に変えて送信してください。
TEL 090-1667-0178(堀田)
 
☆少人数制となっております。直前のキャンセルは、できるだけお控えいただきますようお願いいたします。
☆お申込みは安達(090-1742-8748)へしていただいてもOKです。このブログへのコメントでも可。

 


この食堂庭禾の主、堀田麻衣子さんは本当に気持ちのよい料理家さん。
いい素材を最小限のアプローチでちゃんと料理に昇華してくれる確かな腕と舌ばかりか、
人としても、穏やかながら時に芯の強さを垣間見せる素敵な方。
これまで一緒にイベントを運営したり、瀬戸では度々頼ってきました。
また、なにより僕にとって大切な場を演出してくれた恩人。

なのでこういう形で関われることが、シンプルに嬉しい。

今回のワークショップへの参加はもちろん、食堂へもぜひお出掛けいただきたいです。
ロケーションも四季それぞれに味わい深いはずです。
営業日を確認してからどうぞ。


ではご参加お待ちしています。
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# by aji-kyuu | 2015-10-19 20:59 | 案内 | Comments(0)
この秋を喫す
もうすでに水道の水は手を冷やし、
布団は厚くなりました。

秋が深まってきています。


そんなお出掛けシーズン。

二件の展示会に参加します。


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パンとスープをたのしむうつわ 展

2015.10.22(thu)-27(tue)
11:00–20:00
酢飯屋 水道ギャラリー(東京都文京区)

参加作家:安達健/岡崎慧佑/岳中爽果/前田直紀/加藤育子
主催:うつわ謙心


毎度お馴染みの酢飯屋さん。
ここ数年この時期に恒例となっている、うつわ謙心さん主催での同様のメンバーによる企画展です。

そろそろスープが恋しい季節となってきました。
もちろん僕ら作家の器を使ったランチも限定でご用意いただきます。

我ながらパンや焼き菓子なんかが一番似合うのじゃないかと思っていた灰〆シリーズと、
参加作家のお一人である木工家加藤育子さんのお宅からいただいた薪ストーブの灰を釉にした黄灰釉シリーズを出品します。

実はこのメンバー、昨年のこの時期は大磯でのイベントにて展示会させていただいてきました。
今年から場所を変えて。

一方その大磯でも‥

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TOKAI4陶芸展
おまっちゃしましょ@大磯vol.2


2015.10.23(fri)-25(sun)
10:30–18:00
東光院(神奈川県大磯町)

出展作家
安達健/安藤志保子/石黒剛一郎/伊藤千穂/岡山富男/加藤輝雄
河内啓/竹下努/遠野秀子/野田里美/前田直紀/正木渉

コーヒーや紅茶のように日々の暮らしでお抹茶をいただく。
そんな時間を楽しむためのうつわを提案します。
奥深いお茶の世界、その入口の入口。
まずは気軽に「おまっちゃしましょ」。



この展示会は秋の大磯に定着してきた感のある大磯うつわの日の中での展示会。

内容は以前常滑でも企画展示した「おまっちゃを楽しもう!」というもの。
今回のメンバーはユノネホウボウからのセレクションです。

僕は少なくともこういう機会でないとできない姿勢で取り組んでいます。
それがおそらく成果として見せられるかと。

大磯の風情あるまち並みを歩いて、老舗や旧家史跡を会場とした展示やイベントをのんびり巡る。
もちろん美味しい地のものもそこここにあるところです。
僕らの展示会場東光院では、土曜に実際の器を使ってお抹茶を喫することもできます。
ちょっとした旅行がてら、秋を感じにいらしてください。



ちなみに二件での安達の在廊は以下。

「パンとスープをたのしむうつわ」  24(土)
「おまっちゃしましょ」  23(金)、25(日)


よろしくお願いします。
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# by aji-kyuu | 2015-10-10 22:49 | 案内 | Comments(0)
うつわを食べる
今週末に個展が迫ってきています。

窯からすべてのうつわが上がってきました。
残念ながら外では雨が音を立ててきています。


ともあれ、今回は会期中にトークイベントをさせていただくことになっています。
題目は「うつわで食べるということ」。

限られた時間。
具体的にどんなことを話そうかと、ここのところ焼き上がりを仕上げつつ考えているのですが、
やはり外せないのは、毎年毎年深まっていく食器への思念。

この記事面で話してしまうのはさすがに興が冷めるので、
例示に留めておきます。


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緑灰釉 五寸角皿
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黄灰釉 五.五寸深鉢


いずれも、大根と厚揚げを焼いて肉味噌を添えたもの。
同じ料理も、盛る器によって調理方法が変わってくるものです。

取り立てて語ることでもない気はするけれど、
こういったことの周辺にあるものを僕の言葉でお話ししたいと思っています。

ギャラリートーク 「うつわで食べるということ」
9/12(sat) 17:00-
参加無料、途中入退場自由



天気はどうだろうな。
knulpの空間なら雨垂れを聞きながらも悪くないかもしれません。

よろしくお願いします。
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# by aji-kyuu | 2015-09-09 22:10 | 考える | Comments(2)
うつわで食べるということ
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安達健 陶器展

2015.9.12(sat)-21(mon)
11:00–19:00
knulpAA gallery(東京都練馬区)

○ 16(wed)休み
○ 最終日は16:00終了
○ 作家在廊日 9/12,13,14,19,20,21
○ 草木花スタイリング 小林真夕



毎年この時期に開催させていただいている東京個展。
今回で5年目になります。

店主町田さんとは、互いに瞬発力は欠くものの
少しずつ、地道に考えや思いの交換をさせていただいてきました。
そういったものが積み上がってきた感のあるこのところ。
当然ながら、展示会の充実もご期待いただけそうです。


今回は昨年のknulpでの個展から発表していますグレーの長石釉シリーズからアイテム数を揃え、
定番となっている緑灰釉に角ものも用意しています。

また、新たに手に入った灰による穏やかな淡い黄の釉ものもリリース予定。
上画像DMのものはその試作品です。


そして今回は僕の仕事を“やきもの”という側面からはもちろん、“うつわ”という側面から思い、考えていただくべく企図しました。
その意味をより深く理解していただきたい、とのことから
初めて「ギャラリートーク」をセッティングしました。

ギャラリートーク 「うつわで食べるということ」
9/12(sat) 17:00-
参加無料、途中入退場自由



普段僕が使っている素材や道具の紹介はもちろん、
タイトル通り、うつわ、とりわけ食器の側からのもの作りについて、考え方、あるいは日頃考えていることをお話ししたいと思っています。

僕ら作家にしてみれば、どうしても陶(やきもの)の切り口で語りがちな陶器。
それをあえて、盛る料理やその素材、文化的背景などにも踏み込んで、器(うつわ)として提示し直してみます。

ともあれまだまだ道半ば、駆け出しの僕の考えることです。
この機会に意見を交わし、今あるべきうつわ観を編み上げ、共有するきっかけにできればと願っています。



陶磁器を含め、食と食にまつわるものごとは
現代、表面的にはあまりに多様でありながら
その一方、内面的には不自然なほど均質化しています。

そうなってしまった背景には、食を下支えしてきた料理人、食材の生産者、道具の制作者など一種の専門家が
食の内面についてをおろそかに考えてしまっていた、
そういったこともあるのかもしれません。
その反省に立って、陶器の作家としての僕はこういったことに取り組む覚悟を年々深くしております。



とまあ、なんだか難しいことを行うように聞こえそうですが
別段普段の食事のあれこれを器作りの立場から提案させていただくだけのこと。
気構えず、覗きにいらしてください。

よろしくお願いします。
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# by aji-kyuu | 2015-08-23 20:35 | 案内 | Comments(0)