![]() ![]() 安達健・田中大喜 二人展 2023年 9月16日(土)- 24日(日) 開廊時間 11:00 - 18:00 会期中無休 季の雲(滋賀県長浜市) まだ岐阜を拠点に活動を始めて間もない頃、 西に振り仰ぐ伊吹山を越えた向こうから、その評判は伝え聞いていた長浜のそのお店。 あれから十余年。 先輩作家さんからのお誘いを受けて、本展が実現しました。 都市部ではなかなか叶わない、開放的で品位ある空間。 喧騒の遠い、ゆったりとした時間に、お茶の香。 瀟洒でありながら、どこか懐かしい季の雲。 お相手田中さんとは、各地のイベントでご一緒したり、勉強会で活動を共にしたり、 けして厚く深く関わってきたわけではないものの お会いする毎に何か共有できるものがあるような気は、長くしていました。 一見すると、使う素材も仕上がる器のその姿形も全く違っているし 大きくやきもの観という意味でも、ピタリと一致しないのは十分に分かっているのだけれど、 否、だからこそ興味惹かれ、八ヶ岳の麓の工房まで訪ねたりもしてきました。 この度、そんな田中さんと初めて二人展の機会をいただきました。 ありふれた現代の生活空間ですら、モノを極限まで排したり、照明を絞ったり 代わりに古物をひとつ据えることで、美的に研ぎ澄まされた空間へ変容させるようなセンスを持ち合わせる田中さん。 線(フォルム)への意識が人一倍高く厳しいけれど、 軽妙な語り口からは他者への愛も深いことがうかがえる、 緊張と弛緩を自在に操る、さながらコンポーザー。 僕如き若輩が器でどう対峙できるのかな。 ある種の怖さがありつつも、とても楽しみなんです。 季の雲では初出展。 巡る季節のとば口ともなる頃ですので、 秋の食卓、秋のお茶の時間、秋の草花をも意識して、広めのラインナップで臨む予定です。 初日は二人とも在廊。 二日目は僕安達のみ在廊となります。 お近くの方はぜひお立ち寄りください。 #
by aji-kyuu
| 2023-09-06 22:17
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![]() 安達健(陶)・佐川岳彦(竹) 展 2023年 7月5日(水)〜10日(月) 12:00 - 19:00 最終日17:00まで うつわshizen(東京都神宮前) なんだかはっきりしない、軟弱な梅雨が ここ横須賀ではすでに過ぎようとしていて、 夏が暑苦しい顔をもたげてきているこの頃。 時代が変わってきているとはいえ、 温暖湿潤な日本に生まれたからには受け入れざるを得ない盛夏を目前にして、 少しでも爽やかに、軽やかに乗り切るための、二人展を開催します。 現代日本にこそ、もっと取り入れられて良いように思う竹素材。 今年も東京の新国立競技場至近のうつわshizenさんでご一緒します。 竹に在る唯一無二の品位に、僕の器がどう関われるか。 今回も陶器の一部に竹のパーツを取り入れたり、 卓上で合わせて使うことを意図して、 二人展ならではの展開をお見せできるはずです。 僕個人としては、 これまで数年来主軸となってきた向付を始めとする、小鉢、銘々鉢を少し脇にやって 和食器一辺倒となりつつあるイメージを払拭すべく、 洋食器の定番、プレート系に重きをおいて取り組みました。 同業の友人たちと組んでいる器の研究会での前年度テーマでもあったこの洋食器に、 まずはナイフ&フォークを買い揃えるところから向き合い、 実際に我が家の食卓にて繰り返し使うことで見えてきた、安達の考える洋食プレート。 少しは面白がってもらえるかな。 まだまだ発展途上ではありますが、また一つ器の面白さが、奥深さが見せられるのじゃないか、と 僕自身、今展で現れ出るはずの風景に期待しています。 安達の在廊は初日5日(水)と8日(土)、9日(日)の三日間。 ぜひ覗いてみてください。 よろしくお願いします。 #
by aji-kyuu
| 2023-06-30 23:48
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![]() 二人展 安達健(灰〆)フクオカタカヤ(komorebi) 2023.5.18thu - 23tue 11:00 - 20:00 LastDay - 17:00 うつわ謙心 (東京都渋谷) 瞬く間の5月。 初夏の爽やかな空気、匂い、 さえずりや虫の飛び交いもぐっと増え その背景には柔らかい色、色、彩。 心地よい5月です。 この季節は、越前の同世代の磁器作家フクオカタカヤさんとの二人展です。 フクオカさんは「komorebi」と呼ぶ独自の技法を用いた、陶芸の枠を意図的に拡張するタイプの作家さん。 僕はと言えば、一年に一度だけここでの展示にのみ「灰〆」と称したシリーズに絞って出品しています。 灰〆とは「灰によって表面を焼き締めた」もの。 元を辿れば灰原料の釉薬の失敗品。 “結果的”に陶芸の枠からはみ出すような体になったものをそう呼んでいます。 意図の有る無しはともかくとして、 二人ともにアカデミックな陶芸に固執することなくやきものに向き合っているので その解法はそれぞれなものの、スタンスの部分での共有があるようなのです。 かれこれ謙心さんでのこの二人展も七年、八回目。 飽くることなく新作を提案し続けています。 今年もまた、ぜひお越しください。 安達の在廊は初日18(木)、20(土)の二日間となります。 お会いできましたら。 #
by aji-kyuu
| 2023-05-12 22:04
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![]() うつわのこれから うつわ勉強会基 わが家の向付 展 2023年2月25日(土) - 3月9日(木) 10:00 - 18:00 (最終日 - 17:00) もえぎ城内坂店 ギャラリーMS (栃木県益子町) 安達健・石黒剛一郎・江口智己・神永匡崇(木工) 新道工房・額賀円也・村井大介・渡辺信史 昨年に引き続き、参画するうつわ勉強会基の益子展が開催されます。 テーマは相も変わらず「向付」ですが、 今年は益子での二年目の発信ともなるので、少し新しい切り口で提案します。 題して『わが家の向付展』。 フォーマルな、非日常的な器であるはずの向付をどこまでライトに、 カジュアルにお届けできるか。 お料理屋さんや、まして茶懐石の席だけにとどめてしまうことなく、 ご家庭の“ちょっといい日”の器として、向付を活かして欲しい。 何より、エンタメツールであるはずの向付を、そのままに楽しんでもらうため、 出展の各作家が、家庭の食卓から茶懐石の折敷の上にまで、幅を持って作り分け それらを順序立ててお見せしていきます。 “ほどいい皿鉢”では物足りない方に、“ちょっといい皿鉢”、“ぐっといい皿鉢”=向付を ぜひ探しにいらしてください。 僕安達は、初日25日(土)から26日(日)、そして翌週の3月4日(土)、5(日)の四日間在廊して 向付の解説から、使い方のアイディア、基の活動紹介まで、 しっかりお相手いたします。 どうぞよろしくお願いします。 ![]() #
by aji-kyuu
| 2023-02-14 23:19
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![]() うつわ 勉強会基 定期展示会02 和洋一皿 〜maindish plate × 向付〜 2023.1.27 fri 〜 30 mon 11:00 〜 18:00 (土日12:00より・最終日17:00まで) OZ studio (東京都渋谷区) アサ佳・安達健・石黒剛一郎・江口智己・神永匡崇・木村元 新道工房・鈴木しのぶ・名古路英介・松永真哉・前田薫・渡辺信史 日々研鑽を積んできた「和食の一皿」に対する「洋食の一皿」とは? 「箸とカトラリー」「折敷とテーブル」「盛り付け」「思想・宗教」などの違いから生まれる「一皿」とは? 形状やデザイン、または食文化や歴史的変移を調べ議論し、そして体験会を通した今の基が思う 「和食器の美意識(想い)」「洋食器の美意識(想い)」「作家の美意識(想い)」をご覧ください。 本年も、立ち上げから携わって10年になるうつわの研究会「うつわ勉強会基」の、 年に一度の自主発表の場、定期展示会が開催されます。 場所は、これも恒例の渋谷東OZ studio。 テーマはこれまでの「向付」を軸とした設定とは趣向を違え、 「向付」とあえて相反するところに位置付く洋食プレートを取り上げ、 『maindish plate×向付』として対置してみます。 昨春から洋食器の歴史的な背景やセオリーなどを読み漁り調べ上げ、 都内のフレンチシェフのもとで様々にご教授いただき、 さらには自作へ盛り付けてもらいながらご意見をいただくような体験会も重ねてきました。 和食器にはない考え方にハッとさせられたり、 和食器ではしない作り方に手を焼いたり、 そうして実感することで、洋食器の真髄を理解できるようになることはもちろんのこと 洋食器からの反射光でもって、改めて和食器にスポットライトを当てることもできてきました。 こうした研究から導かれた作品たち。 まだまだ経過報告的な段階ではありますが、それでもこのチャレンジの意図は大いに楽しんでいただけるはずです。 多様な作家からなる、うつわを基するグループの2022年度の総括を どうぞ会場にてご覧ください。 僕安達を始め、会期中多くの作家が在廊し、器についてを語り合おうとお待ちしています。 展示販売のほか、参考資料の読書コーナー、盛り付けワークショップの開催(既に満席)、向付の簡易レクチャーなどなど 広い空間に盛り沢山の内容です。 器についてお詳しい方も、まるで知識は‥という方も学びになるこの機会。 ぜひお出掛けください。 ![]() #
by aji-kyuu
| 2023-01-23 22:54
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