下半期スケジュール
初夏の爽やかさは陰りを見せ、
いくらか梅雨の気配が濃くなってきています、今日。


昨日まで東京都渋谷区で開催しておりました二人展へお越しくださいました皆様、
ありがとうございました。
今回も挑戦に次ぐ挑戦の展示会でしたが、よく受け止めていただけたように思います。
来年同時期にまたこうしてチャレンジする機会を活かせるよう、灰〆の一年、充実させてまいります。
よろしくお願いします。


また、長野県松本市で開催中の個展は、この週末を残すのみとなりました。
とても清々しい空間にて、灰釉、長石釉など僕の仕事全般を展示させていただいています。
そもそもが僕の敬愛する日本料理屋さん。
僕の器と絡ませたコース料理もご予約できます。
この機会にぜひとも。



さて、平成30年も半期が過ぎようとしています。
下半期に予定されている展示会等のスケジュールをアップしました。
HPの「予定」項をご覧ください。

下期も様々に趣向を凝らして、食にプラスにプラスに関わっていきたいと意気込んでいます。

どうぞよろしくお願いします。



[PR]
# by aji-kyuu | 2018-05-23 18:52 | 案内 | Comments(0)
石化
安達 健(灰〆)・フクオカ タカヤ(komorebi)
二人展


2018.5.17THU - 5.27TUE
11:00 - 20:00 LAST DAY - 17:00


うつわ謙心(東京都渋谷区)


b0156116_05361915.jpgb0156116_05360826.jpg


一昨日、松本展についてをアップしたばかりですが、
来週にはもう一本展示会が始まります。

おなじみ、うつわ謙心さんでの二度目の灰〆展。
再び、フクオカさんとのマッチンングです。

ここであらためて「灰〆」と呼ぶシリーズについて少しだけ解説します。

もうそれこそデビュー当時から続けている定番の石目調は
一見すると無釉焼締陶のようですが、実は表面にはいわゆる灰釉が施されています。

一般的に陶器は、粘土質の胎をガラス質の釉薬が覆うように形成されています。
一方灰〆は、非常に粗い粘土と灰を主成分にした薬が溶け合って表面を作っています。

そもそも粘土あるいは土というものは、火山活動や地殻変動によって表出した石、岩盤が
風雨にさらされ、流出や有機物の混入を受け入れることで生成されていきます。
その過程によって様々な性質の土が存在するわけで、日本のように狭い中で変化に富んだ国土においては
それこそ多様な粘土が掘り出されてきました。

灰〆シリーズに使っている粘土はそういった中にあって、「陶芸用粘土」としてはとても特殊な性質をしています。
簡単に言えば、”粘土になりきっていない粘土”。

まだ石の成分純度が高く、粒度も細かく揃っていない、陶芸に適した粘土とはおよそ言い難いもの。
作る段での扱いにくさはもちろんのこと、耐火性が極端に強く、なかなか焼き締まらない厄介もの。
そんなこの土と向き合う中で、とある配合の釉薬が浸透しやすい性質を見つけ、
それを利用して「やきもの」に昇華させたのが、このシリーズです。

灰〆の断面を見てみると、一般に見られる粘土と釉薬の二層構造ではなく
粘土のベージュ部と釉反応したグレーの混在部がグラデーションになっていて、そこに明確な境目はありません。
言うなれば表面だけ再度”石化”させたといったところでしょうか。

石化といっても、膨大な圧力エネルギーと、悠遠な時間がまったくに足りていないため、その形成は表面にとどまっているのですが
こういったいきさつから、御影石や大谷石のような風姿をしている理由が分かるはずです。


さて、そんな”やきもの”をどう”うつわ”に結んでいこうかと身体を用いて考えることが、作家の任であります。
相手が相手ですので、まだまだ道半ば、解答不十分ではありますが
今現在のその地点を、共有できましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

私安達の在廊は、17(木)、19(土)、20(日)、22(火) の四日間。
お待ちしています。



[PR]
# by aji-kyuu | 2018-05-12 06:52 | 案内 | Comments(0)
此の地、彼の地
b0156116_21153776.jpg


安達 健 陶器展

2018.5.14mon - 5.27sun
11am - 5pm


温石 tadokorogaro(長野県松本市)





僕安達健は、陶器を作り始めるそのずっと以前から
料理をすることが好きでした。
小学生の時分、共働きの我が家では土曜の昼飯は僕の担当だったし
月に一度は家族の夕飯を用意していたものでした。
今や毎食台所に立ちます。

何故そんなに料理していたのか、何に惹かれて続けていたのか
今となっては分かりませんが、
ともあれ食について考えることは至極当たり前の振る舞いとなりました。


一方でこの業界で仕事を重ねていると、時に見過ごせない違和感にぶつかることがあります。
「器に対する無意識」。
自身の「やきもの」について冗舌に語る者は多いけれど、
「うつわ」についてはさっぱり無関心。
知識もなければ、意図も弱い。

曲がりなりにもひとりの作家として、それで良いのだろうか、と。



松本に、それはそれはとても素敵な料理屋があります。

希少だったり、美味と評判な素材を扱うわけでなく、
特殊な技術や、新しい調理法を駆使するわけでなく、
ただ、普通のことを真摯に丁寧に重ねているだけ。
いや、だけというよりか、その贅沢。

けして分かりやすいわけではないけれど、確かに五感へ伝わってくる想いある仕事。

こういった地方都市でも、こんなまっすぐな仕事をされている方がちゃんといらっしゃる。
その嬉しさと相まって、
3年ほど前、ここ温石でいただいたことが、僕の食の経験の中でとても大きなものとなっています。


そんな料理人とイラストレーターの奥様によるギャラリーが、隣接する「tadkorogaro」
今回思いがけずお声掛けいただき、念願叶って展示会を催させていただくこととなりました。


松本では実質初個展ですので、シリーズ全般を持ち込み
素材の文脈から並べ、料理へと結んでいく予定。
もちろん昨今の軸である「やきもの」と「うつわ」の高次の両立を目指した食器、花器。

また料理屋さんですから、僕の器を絡めたコースもお食事いただけます。
こちら詳細は温石HPにて。

会期は長いですし、最終の二日間は全国的に有名なフェア、クラフトフェアまつもとも程近い公園で開催されます。

初夏。梅雨を目前にした旅の季節。
お近くの方だけでなく、遠方から足を運ぶ価値は十分にあるかと思います。


ぜひ、お出掛けください。
安達の在廊は、14(月)、25(金)、26(土)、27(日)となっております。

どうぞよろしくお願いします。




土から器へ。

上流から下流へ下る土。
その土を砕き、触れる手の感覚を頼りに土の性質を探り、それぞれに適した形、釉、焼を決めていく。
上流の灰〆、中流の灰釉、下流の長石釉。
一方で料理を想う。
土と釉の特性や焼成温度による熱の伝導性や香りの立ち具合、盛られる料理の姿をも考慮に入れ、
その土の向かうべく必然的な形(器)へと導く。 
                                       ーーー(DMより抜粋)

[PR]
# by aji-kyuu | 2018-05-09 23:56 | 案内 | Comments(0)
訪れるこの季節
b0156116_21212827.jpg

b0156116_21222368.jpg


織りと器と盆栽と +金属 展

平成30年4月11日(水)〜14日(土)
午前10時〜午後6時
(最終日午後4時まで)

8KギャラリーA(神奈川県横浜市)



ここ数年この季節に開催させていただいているグループ展。
年齢もキャリアも、扱う素材も様々なメンバーが偶然にも一堂に会する本展。
草木染めと手織りをされる古田土照子さん
盆栽や寄せ植えをされる三村寛さん
そして僕の3名レギュラーに加え、今年は様々な金属を加工するささきりえさんが出展します。


共有、通底するテーマがあるわけではないし、貫かれたセレクションがなされているわけでもないけれど
どこか響き合う域にあるように思うのは、本人達だけではないはずです。

先の二年ではなかった硬質な素材の立体作家さんが加わることによって、
その響きがどう広がり、どう深まるか。
楽しみです。


景勝地も近隣に多い金沢八景駅降りてすぐ。
ぜひ春を覗きに来てみてください。




[PR]
# by aji-kyuu | 2018-03-26 22:45 | 案内 | Comments(0)
ご心配いただいている皆様へ
b0156116_22512168.jpg



有り難う。
有り難う。



[PR]
# by aji-kyuu | 2018-02-04 22:55 | その他 | Comments(2)