空ばかり見ています。
一日に幾度となく庭に出て、見上げます。 僕のもの作りの方法がどうしても多くを自然エネルギーに頼ったものであるため、 雲のゆくえ、 太陽の傾き、 風の度合い、 そういったものが非常に気になる。 それら次第でその日の作業がはかどったり、滞ったり。 ラジオの予報と自分の予測で段取りを変えたりすることも少なくありません。 なるほど、工芸は農業ととても近しい。 晴耕雨読。 まさにそれ。 で、縁あって岐阜に居を移して一年。 まるっと空を見上げ続けて、思う。 つくづくここの天気は変わり易い。 西から北をぐるり山地に囲まれ、海原に流れ込む寸前の河に挟み込まれた土地のために 一日の中での移ろいさえ激しい。 地のひといわく、西側の伊吹山からの「おろし」でまず風が強い。 日本海からの寒気やなんかも乗り越えてきて、風花も舞う。 河を渡れば雨が降り、日に何度も虹を見る。 面白い。 ダイナミック。 本当に生きている天気。 でも‥ おかげでとっても仕事がしづらいのです。 そんなことばかりに頭を悩ませて、 時に 顔しかめて空に悪態。 なんだかなあ。 本来はそういった自然界のバイオリズムを敏感に感じとって、 それに自分を同調させていくのが理想なんだろうけれども。 なかなか、俗でせわしないリズムから逃れられない日々。 ゆったりとかまえたい。 一年前では考えもしなかった、あるいは考える余裕もなかった そんなことを思う、岐阜での二年目が始まります。
by aji-kyuu
| 2009-01-16 23:22
| 考える
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