東京都文京区水道にある酢飯屋さんで開催されていた
うつわ謙心さんによる 和菓子とうつわ 展 は昨日、会期終了いたしました。 お越しいただいた皆様、有り難うございました。 先の土日二日間のみの在廊でしたが、 ワークショップの盛況もあって、大変多くの方々とお話しすることができました。 定番のシリーズや新たな試みの器たちへ、 そして僕自身へいただきましたご意見、アドバイス、応援のお言葉 いつもくださる方、初めての方、いずれにしても本当に有り難く 独りで作っているわけではないことをつくづく思いました。 そんな皆様に対し形でもってお応えするべく、昨日から本格的に制作再開しております。 そんなお客さんはもちろん、ご一緒した作家さん達にも恵まれ、 今の自分に必要ないろいろを一杯に吸収することができました。 和菓子や水引き、お寿司の作り手さん方の姿勢に受ける刺激も少なくありませんでした。 このタイミングでこの企画に参加させていただけたことに感謝しきりです。 これこそ、しっかり形で示さねば いっそう意気込んでおります。 有り難うございました! さて今回は、ふた月ぶりの東京。 正直どの程度回復しているのか不安を抱えての上京でしたが そんな心配をよそに、この国の首都は相変わらずせわしなく動いていて まとまりないエネルギーが混沌と渦巻いていて いつもなら気も滅入るそんな様が、嬉しく、頼もしくさえ感じました。 確かに、停まったエスカレーター、暗めのネオン、すいている陳列棚などには 目がいってしまいましたし、初めて体験した大きな余震には胸が詰まりましたが 外見上ケロリとしている周囲に、落ち着かない僕は救われました。 こうしてみんなが明日へ向けて必死に足をくり出しているうちは 大丈夫だ、 そう思えました。 このひと月あまり、本当に本当に多くのことを思い、考えてきました。 それは日本中が同じくしてきたことでしょう。 多少の滞りをやり過ごし、それを経た今も ほとんどが震災以前と表面上さして変わらぬ日々を送っているわけではありますが でもその内容は明らかに違ってきています。 こんなに考え、これからもずっと考え続けるのだから 同じことをするにも、それに際しての心持ちが全然違う。 だからやっぱり特別なことでなくて、いつも通りでいいから思いを強く日々をおくろう とあらためて。 愛知県瀬戸市では企画展示「花をくらしに、暮らしにはなを」開催中です。 それから月末になると、29(金祝)より益子陶器市。 今回も参加します。(詳細は後日ここで) ずっと同じように、作って届けて。 世界を回していきます。 ![]() 野焼き 板。 羊羹など、菓子皿としてのご提案。 実はこれ、ひと月前の状況の中 灯油を大量に使っての窯焚きに嫌気が差してしまい 庭先の廃材だけでやれないかと 生まれた新たな方向性です。 現在「花をくらしに、暮らしにはなを」にて、植木鉢として出展中。 よろしくお願いします。
by aji-kyuu
| 2011-04-20 23:47
| 案内
|
Comments(2)
|
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
検索
タグ
フォロー中のブログ
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||