![]() 安達健 白石陽一 陶磁器展 2015.2.21 sat - 3.1 sun 12:00 - 18:00 会期中無休 hase(愛知県名古屋市) HP 型枠だけを用意して、そこに起こる事象 素材だけを用意して、それが起こす現象 つくらずにつくる つくるべくしてつくる そんな僕らのコンテクストです。 作家在廊日 21,22,28,3/1 ___________ ギャラリートーク『僕らの雑談』 安達健×白石陽一 2.21 sat 15:00 - 作品とそのコンテクストをめぐるトークセッション。どなたでも参加ご自由に。 構想から2年近く。 念願かなっての展示会をお知らせします。 展示会といえば、一般に“作品”を並べそれをアピールする場ではありますが 僕ら作家としては、そうした認識のみで場に臨んで事足りるのでしょうか。 日頃、「作ることはそれ自体考えること」と僕は繰り返しています。 生きていく中で心に去来する思いや考え、生きてきた中で積もり積もった好みや癖、 そういったものが、手を通し、素材と出合い、形を成していく。 ともするとあらかじめ想定された完成形に真っすぐ向かっていくことが“ものづくり”と思われがちではありますが 少なくとも僕ら個人作家のものづくりは、そうしたレールウェイ形ではないのです。 一人の人間が、その諸々を引きずりながら、その時そこで選び得る道を、拓いて歩く。 大なり小なり、そういった営為が作家業と考えています。 であるなら、作家ものの神髄は結果としての作品にではなく、 その拓いてきた道程、前提であったり過程であったり、そこにこそ宿っているはずです。 ここではそれを、作品=テクストに対し、文脈=コンテクストとしました。 コンテクストは目に見えてそこに在るものではありません。 そこに在るものの中にすでに籠るものです。 そこに在るものから常に放たれるものです。 本展はその立場に拠って、 多くの場でないがしろにされているようにすら思われる作家展示の本分を強く意識して開催します。 以上のことから思い切って、僕安達の展示内容は灰〆シリーズに限ることにしました。 広義でのうつわあれこれ。 このシリーズの仕事の成り立ちが浮かび上がるような、面白いものにできたらと 今土に向かっています。 また、ご一緒するのは白石陽一さん。 この企画の発端は、一昨年白石さんのうつわにじっくりと触れたことに始まります。 一見すると白くきれいな型もの。 けれど僕はその奥底からかすかに聞こえる、複雑にして冗舌な作家の言葉に耳を奪われて その言葉が語るところに自分の言葉がダブるような、不思議な感覚におそわれました。 通常こうした展示会の場合、 違う人が同じものを作っても違うものができる、との手法はよく用いられますが 違う人が違うものを作っても同じところを語れる、という様相にはそう容易く出会えないでしょう。 それが、おそらくは高度に具現されるのが今回です。 このために重ねた打ち合わせは数知れず。 呑みつ、時には録音しつつ。 踏み込んだ話も交わしました。 本来のごく自然な展示会の姿を、ここで一度問い直してみる。 そうした機会になれば、と二人で話しています。 予定調和的な場では得難い、純粋な意味での体験を提供できるような そんな試行。 これを経たのち、世界の見え方がほんのちょっと変わって見える。 そうなれば本望です。 ぜひここにお立ち会いください。 よろしくお願いします。 ![]()
by aji-kyuu
| 2015-01-31 01:00
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