早くも一週間が経ちまして、ようやく引いて見ることができてきたような気がします。
先日、年一度の個展でお世話になっている街、石神井公園にて開催したイベント 「盛る楽しさをつたえるお話とお食事の会」が無事終了しました。 お運びくださいました皆様、ありがとうございました。 展示会で伝えたかった「器を使う」という楽しみを、よりじっくり、目に見える形で表現しようと昨年始めたこのプロジェクト。 2回目となった今回は僕の他に田中大喜さんという作家さんを招いて、 その二人の器に、お馴染みたべものやITOHENさんのお料理を盛り付け、 機能性の陰に隠れがちな、器の演出性にスポットを当てました。 日々の生活に合理性が必須なのは言うまでもないことですが、 たまにふと一息つくように、日常に段落を踏む、食卓にアクセントを放り込む、 それは時に手間や面倒をかけることになるのだけれど だからこそ生まれる精神の豊かさ、心の余裕、 翻って、日常への丁寧なまなざし。 そこに、より良く暮らすよすががあるように思っています。 そんなことがこの会にて伝わっていれば幸いです。 当日ご参加いただいた器継ぎ亜沙さんが今回の様子をスライドショウにまとめてくださいました。 ご興味ありましたらぜひご覧ください。 スライドショウ 亜沙さんは欠けたり割れたりした陶磁器などを漆を用いた技法でお直しする方。 古くからある「繕う」という思想を今に伝えています。 大切な器が可哀想な状態で眠っているという方は、ぜひご相談してみると良いと思います。 もとの通りどころか、新たな魅力も加わってさらに愛着が持てるものと育つはずです。 さて、石神井公園knulpAAさんで開催中の個展も会期中盤となります。 年一回きりの東京個展。 ものにより完売も出てきておりますので、お選びになりたい方はお早めにお越しください。 よろしくお願いします。
by aji-kyuu
| 2018-09-16 21:28
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