安達健 陶器展 2021.9.18(sat) − 27(mon) 11:00 − 19:00 knulpAA (東京都練馬区) ○23(wed)休み ○最終日は16:00終了 その食卓には、今日も明日もうつわが並ぶ 窓の外にはざんざんざんざん雨が降る様子が見えます。 ラジオの音も途切れ途切れです。 こんなにも雨の初秋があったでしょうか。 夏とはあの数日のことを指していたのでしょうか。 暑い暑いとさして言わぬうちに、がらんと季節は押し代わりました。 陽の陰りだけが正確に、着実に変化を知らせてくれていまして、 夜長月。 九月です。 僕にとっては、一年の活動を区切る、十数年を越えて重ねてきた個展の季節。 石神井公園そばのknulpAAさんでは、 毎年欠かすことなく「うつわ作家・安達健の今」を表現させてもらってきました。 薄くとも軽くとも、一枚一枚を端合わせて積んできた成果と、 それを時に裏返して、また幾らかして裏返して、の変遷。 今年2021年は、また違った世界で、違った提案ができるものと ゼロからイチを生み出す者として、気持ちだけは入れ込んで向かいます。 僕個人の身の回りの環境もさることながら、世界も大きく変容している中で 僕はどう振る舞って、何を提供できるのか。 いや何もできないのか。すべきでないのか。 先は見えないのか。いや諦めず目を凝らすべきなのか。 今回、旧い友人加藤哲朗がデザイナーを務める服飾ブランド「ka na ta」の発行する季刊誌に 質感をテーマに寄稿させていただきました。 「今」思うこと、考えることを真摯に書き付けていこう、と綴ったテキストを 後になって、PC内に残っていた駄文と照らし合わせたら、 言葉は違えど、余りにもそのままだったので我がことながら驚いて確認すると、 2015年記す、と。 何にも変わっていない、変われないのかもしれない。 以下、さゆ夏号からの抜粋。 叩けば、ほぐれ出てくるはずの 浸せば、滲み出てくるはずの 焼けば、炙り出てくるはずの 中身。実質。 あえて付加する必要もない、内在された価値。 それは僕らの、きっと変わらない寄る辺。 ●作家在廊日18,19,20,26,27日は会場内で盛り付けのデモンストレーションを予定しています。 ●期間中限定で内山史氏の和菓子も販売します。 ◉新型コロナウィルスによる社会状況により、内容が変更になることがあります。
by aji-kyuu
| 2021-09-09 17:06
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