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平らかな庭にて
フィールドオブクラフト倉敷2022
全国のクラフト作家 59組による作品の展示と、8組のワークショップを開催します。

日 : 2022年5月21日(土)・22日(日) 2日間(雨天決行)
時 : 10:00~17:00 (最終日は16:30まで)
主催 : フィールドオブクラフト実行委員会
HP



あれはもう三年も前のこと。

ご縁にご縁が繋がって、初めて岡山倉敷にて出展の機会をいただいた。

陶器作りを仕事としようと決めて活動を始め、間もない頃から
風の噂には聞いていた野外展。

生まれは愛知。
大学で東へ出たこともあり、西へのご縁が極端に少なかった頃
細い糸を手繰ってくださった先達のおかげで、一つのハブができ
気付けば出展という立場で関わらせていただけるように。

初出展の翌年以降、感染症の流行で中止を重ねざるを得ない辛酸を経て
今年、ようやく開催へと辿り着きました。

まずは、委員長を始め、度重なる労苦の中にあっても
飽くることなく努め、開催への情熱を失わなかった実行委員、それを支えた皆様に御礼申し上げます。


作り手を、使い手を、ひとところに集め
ものとこころのやりとりの場を立ち上げることの、意味。意義。
感染症無くしても、すでに十分すぎるくらいオンライン、ノンリニアな時代に
原始的ともとれる野外クラフト展を開催する、というのはどういうことなのだろうか。

かつて同様にフェアを主催していた一人としても、改めて考える。

その答えはを今ここに書きつけることは野暮な気もするし、
まず上手く言葉にできない気もする。

多分会場で立ち、振る舞い、語り、向き合えば
自ず身体で感じ、言葉で結ぶこともできよう。
今回、何よりそのためにこそ倉敷へ向かおうと思います。


灰秞系のシリーズ、長石秞系のシリーズ、
定番の鉢ものから、なかなか並べにくい大ものまで。

フィールドオブクラフト倉敷では、作家ごとにテントでの展示販売のみでなく
それぞれのもの作りの背景をも伝えるべく、各作家工夫します。
僕安達は、「食器であること」に特化して見せていくために
普段自宅でやるように、自作の器への盛り付けデモンストレーションを、随時行う予定です。

この器にどう盛るか、はもちろんのこと
同じ惣菜をこっちの器に盛り変えたら?とか
もの器の盛りどころは?とか
器に盛ることの楽しみをいっそうにお伝えしていきたいと考え、準備しています。

どうぞ、お料理の並ぶ食卓を挟んで会話を楽しむ、といったくらいのお気持ちで
お運びくださいませ。


よろしくお願いします。


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by aji-kyuu | 2022-05-15 22:11 | 案内 | Comments(0)
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