![]() 安達 健 陶器展 2024.9.14(sat) - 22(sun) 11:00 - 18:00 18(wed)休み 最終日16:00まで knulpAA gallery(東京都石神井公園) この春、住み慣れた港町横須賀を離れ、静岡のたゆたう川を辿った先、 山中の納屋付き古屋に拠点を移しました。 杉や檜の植林と、竹やその他たくましい雑木の山を眼前に、 日照りや大雨に都度がらりと様相を変える谷川の音が耳に響く、 そういう環境の中で、何も変わらない自分が何一つ変わらない作業を重ね、 積もり積もって十三度目の石神井個展です。 ここに来てしばらく。自分の語ってきた、あるいは扱ってきたものの正体が より明瞭になった気がしています。 土であり、水であり火であり、動植物であり。 それらの間には本来大きな隔たりはなく、ごくごく当たり前のように連関しています。 その一端に僕もしかと結びつけられている。 そんなことを思いながらお届けする器たちです。 ぜひ手にとってお感じください。 今回は緑灰秞の葉形シリーズを一通りお見せできるよう準備しています。 また茶灰秞のプレート類も多く用意できそうです。 在廊は14(土)、15(日)の二日間のみ。 もちろんこの日はいつも通り盛付デモンストレーションもやります。 よろしくお願いします。 ![]() ![]() 川をさかのぼり、森をくぐりぬけたその先。 拓いた新しい工房は、 かつての蜜柑の選果小屋。 剥き出しの配線から下がる裸電球はそのままに、 収穫コンテナが積まれていたであろう棚には轆轤びきを終えたばかりの素地を並べ 機械類の収まっていた天井高の納屋では窯を焚いている。 ここで長く積み重ねられてきた分厚い時間の上に、 こうしてまた僕が一層ずつ日々を淡々と載せていく。 川のせせらぎに注ぐ一滴。 木々の根元に落ちる一葉。 やがて大河にも森林にもならんというそのかそけき我が生を、 ここにおく。
by aji-kyuu
| 2024-09-05 23:40
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