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形(かた)を呑み込む
みんなの向付 展
〜うつわ勉強会基

2019/11/20wed - 25mon
12:00 - 19:00(最終日17:00まで)
会期中無休

うつわshizen(東京都渋谷区)

参加作家
安達健(陶)、片瀬和宏(陶)、神永匡崇(木)、新道工房(磁)、竹下努(磁)、
名古路英介(木漆)、額賀円也(陶)、橋村大作(ガラス)、松永真哉(陶)



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昨年の今頃、ギャラリー企画として初めて開催した基(もとい)の展示会。
それに引き続き、今年も神宮前shizenさんでお目見えです。

うつわ勉強会基とは、2013年に立ち上がった「うつわ」のもといを探求する作家を主とした集まり。
それについての詳細は昨年の記事に譲りますが、
今回は先の展示からより家庭一般に意識を求めたうつわ展になります。

展示タイトルにもある「向付」とは狭義でいうと、懐石料理に使われる代表的な器のこと。
懐石料理とは、銘々に、順々に供される和食の中で最もフォーマルなコース料理。
そのコースの始めのひと品として、まず目の前に出されるお料理を「向付」と呼び、それに好んで使われる小鉢をまた「向付」と称します。
要はコースの皮切り、顔ともなることから、その後に連なるお料理、器の中でも一層に趣向を凝らしたものであることが多く
ゆえに器を使う双方にとって(作るひと、食べるひと)、一種コミュニケーションの鍵ともなります。

そんなフォーマルなうつわを、というよりはそこに秘められた意義を、
料理の専門家や、うつわ作りの専門家などの理解に止めるのではなく、
広く知っていただき、カジュアルな日々の中であれど少しでも意識してもらえたなら、
基の、ひいては僕自身の志す、文化を伝え残すことに繋がるのでは
そう考えております。

とはいえフォーマルに向けた器を日常にガシガシ使える家庭人はそうそういらっしゃらないだろうし
その一方、道具の意義を理解するためには、やはりどうしても使っていただく他ないのが実際なので
誰しもが少しでも生活に取り入れるイメージをしやすく、かつ向付の意義を失わないものを…
というのが本展に臨む流れです。
具体的に言いますと、
器の盛りどころのうち、余白を大きく取る傾向の向付に対し、
もう少しタイトに、省スペースに形どられる小向付(小向、豆向)がフィーチャーされます。
掲載画像のように、松花堂弁当にぴたり入るサイズであり、
下に掲げる画像のように、我が家では息子の膳にはまるサイズであり、
また日々の晩酌や、お茶っこにも使って、しまい込み易いサイズ。
そしてどこかミニアチュール的面白さをまとう、マメサイズ。

正規の向付サイズのものも、それぞれのシーンに伴う茶器、酒器、食器も少しずつ並ぶ展示会となりそうです。

とりわけ参加作家個々としても今活躍され、注目されてきている方々ばかり。
扱う素材、テイストはバラエティに富みますが、意義を同じくする、力あるうつわがぎっしり並ぶ様は
今から楽しみです。

僕自身の在廊は初日20日水曜、21日木曜の二日間のみ
うつわ勉強会基の代表、新道工房・宮本茂利さんは23日土曜に在廊されます。
会そのものにご興味ある方はこちらを目掛けてお越しになるのも一つかと。


ありそうで、実のところそうそうない、
単なる即売会とは一線を画す、
そんな深みと広さを含蓄した珍しい展示会となるはずです。
よろしくお願いします。


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by aji-kyuu | 2019-11-11 16:56 | 案内 | Comments(0)