![]() 我が家の目の前に広がる田んぼ。 今日は昼前から瀬戸のギャラリーへ仕事に出ていて、 ちょうどとっぷり日の暮れた頃帰宅。 駐車する時、ふとヘッドライトに照らされた朽ち葉色が目に入った。 その上には明るいお月さん。 朝から、冷え込みは今年一番とかで、 岐阜でもちらちら小雪が舞っていた日中。 雪は止んで、沈む間際に陽さえ差していたものの、今晩はしっかり冷えています。 工房の温度計はストーブ焚いても軽く10℃下回っている。 でも、なんだかやっぱり冬は好きだよなあ と、毎年この時期思い直す。 体は縮こまるし、霜焼けは両手両足ひどいし、 なによりものの乾きがぐっと遅くなって、仕事の作業効率が上がらないから、 フラストレーションが溜まる。 けれど、今日のように街へ出たり、そうでなくても庭で作業中ふいと気を緩めた時 肌よりももう少し内側で感じる、空気の静かさ。 澄みよう。 とてもとても心地よい。 とりわけ夜。 春はごそごそとにぎやかで、夏はむんむんと落ち着きない。 秋は秋で、静かにはなるけれどどこかお疲れ気味。 あえなく落ち入る沈黙だろうか。 その一方 冬には、内にこもった静かさ、というか 「自ら押し黙って、じっと耐える空気」がある。 口は真一文字に結んで、拳は固く握られている。 腹には力がこめられていて、足の裏は地面をがっちり踏み締めている。 無駄口叩くことなく、ひたむきに自分をまっとうしようとしている、 そんな像を勝手に描いてしまう。 冬。 どちらかと云えば、ああだこうだとまず口から先にでて語りたがってしまう僕は、 そういう寡黙さに憧れる。 そうでありたいと願う。 潔さ。 そんなことを、 冬の夜空に思うのです。 #
by aji-kyuu
| 2009-01-11 22:43
| 考える
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![]() できたてほやほやです。 秋刀魚のおろし煮、でなくてこの器。 赤土+白化粧+長石釉 片口碗 昨年末から愛知県瀬戸市の「ギャラリーくれい」にて開催している、 「ハレの日」の器展。 年始の休みが明けまして、明日9日(金)から会期後半がスタートです。 写真のような白化粧の新作や、初めて取り組んだ“焼き”のものも何点か追加搬入してあります。 今月27日(火)までの展示となっておりますので、お近くの方はぜひに。 秋刀魚はやっぱり煮ても美味しい。 最近の定番のひとつ。 日本人でよかった。 魚好きでよかった #
by aji-kyuu
| 2009-01-08 23:27
| 作る
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![]() 冬はやっぱり石油ストーブに限る。 今朝、やっと日が顔を覗かせ始めた頃、アラジンのブルーフレームストーブにくっつくようにして餅を焼き、作晩の味噌汁の残りをのばしたものに放り込む。 作り置いてあった茸の佃煮をちょこんとのせて、関西風のお雑煮。なんて。 餅を焼いたり湯を沸かしたり、それが石油ストーブの醍醐味。 外からだけじゃなくて、内側からも暖めてくれる、ような。 そしてなによりあの匂い。 灯油の刺激臭の向こうでかすかに漂う炎の匂い。 うん。好きです。 ついでに灯油の価格下落にも感謝。 #
by aji-kyuu
| 2009-01-05 00:18
| 食べる
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![]() あけましておめでとうございます。 本年より、ブログ形式で日々の雑感なんかを書き留めていこうか、というわけで。 気の向く時にぼちぼち更新、といった程度になるだろうとは思いますが、 活動の報告などもしていくつもりなので、どうぞよろしくお願いします。 #
by aji-kyuu
| 2009-01-02 21:33
| 考える
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