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下半期への向き合い方
本日、東京渋谷を拠点に「web展覧会」として開催しておりました二人展
会期終了いたしました。

この状況下、初めてのweb限定展。
正直申しまして、けして良い結果が得られたわけではありませんが
搬出がてらに店主さんとじっくりお話させていただき
今後に向け、大きな糧となるようなヒントを得られた今展となりました。

それぞれの形で参加してくださいました皆様、ありがとうございました。

実はこの二人展、
web展だけでは勿体ないとのご判断をいただいて、
本年10月22日〜28日の会期で、
改めてリアルの展示会を企画していただきました。


今回得られたものを足掛かりに、さらなる高みの二人展をお観せしたいと意気込んでいます。
どうぞご期待くださいませ。


さて、もう幾つ寝ると6月。上半期が納まります。
令和2年、2020年下半期のスケジュールをアップしましたのでご確認ください。

ただし、このご時世です。
会期の延期や内容の変更など、相応の調整があるかもしれませんし、
現在未確定なものもございます。
その点ご承知おきください。


それでは、引き続きご健勝のほどを。

# by aji-kyuu | 2020-05-26 23:38 | 案内 | Comments(0)
変わってもなお、変わらないこと
本来なら、初夏の爽やかな香を
胸いっぱいに満たしたいこの季節。

そんな気にはなれない、という方も少なくない
そんな状況となってしまいました。

もとより不要不急の外出は稀にしかなく、8割自粛のしようがない我が家では
さしたる変化のない毎日ですが(妻が常に在宅なことを除けば)、
それでも一日中流しているラジオからの情報や、身の回りの環境変化を見聞きするにつけ
さすがに平常では居られない春です。


僕らのような職種にとっても御多分にもれずイベントシーズン、最盛期なわけですので
数件の展示会、イベントが残念ならが中止となってしまいました。
楽しみにしてくださっていた方、とりわけ西日本、倉敷方面の方には申し訳ない思いです。

このまま、いつまでこの状況が続くのやら
誰も分からず、
どういった身振りが、自身の立場から正しいのか
それも掴み難く、
内心、不安というか憂いというのか、膨らむ一方だったのですが、
毎年展示をさせていただいているお店から、飛び込んできた朗報。
展覧会を「中止にしない」とのお報せ。

そこではたと気付く。

初めから、
この生き方を選んだ当初から、将来の見通しはきかないし
日毎手探りだったこれまでの道程。

そうか、その意味ではこれまでとなんら変わりないのだと。

こうじゃないか、ああじゃないか、と試行錯誤して
良かれ悪しかれ、その結果のすべてに責任を負う。

当然ながら、考慮すべき事柄は増えるし、
負うべき責任はより重くもなろうけれど
やることは一緒だと、ストンと落とせた。

そうすると、
手はよどまず動いた。


変則的ではありますが、5月恒例の二人展です。

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変わってもなお、変わらないこと_b0156116_21551985.jpg


★Web展覧会★

安達健(灰〆)
フクオカタカヤ(komorebi)
二人展


2019.5.21thu - 26tue
12:00 〜 20:00
Last Day - 17:00

うつわ謙心 (東京都渋谷)



新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言発令につき、
当初予定されていた展示会は、若干の規模縮小は避けられないものの
Web展覧会として、会期変わらず開催させていただけることになりました。

首都圏においては年に一度きりの、灰〆シリーズに特化した展示会。
これで四年目となりました。

食器としての灰〆を一歩先に進めることができたと自負する昨年(過去記事より)。
今年はさらに、うつわの枠を押し広げる意図から
蓋物など箱様のものを多く準備しています。

何かを入れる
何かをしまう
何かを込める
時に、何かを隠す。

そんな箱、函、匣、ケース。

ひとつの閉じた空間。
それでいて、実のところどう使うかの自由度が高い、蓋物。

うつわを使うということは、とりもなおさず、この閉じられた空間をいかに占めるか
ということに尽きる。
うつわとうつわ使いの原風景が、ここにあるのかもしれない。


うつわ謙心さんのインターネットショップのみで観覧、購入可能な展覧会です。
僕の在廊などはもちろんなく、普段とは大きく異なった変則的な会とはなりますが、
この機にあえてこだわって発信することの意味は、きっと理解してもらえるものと
「今」を目一杯に注ぎ込んで臨みます。

どうぞよろしくお願いします。

また、店主さんの計らいで
本年秋10月にあらためてフクオカさんとの二人展を開催させていただく予定でもおります。
ネット上では表現され切らない、量感質感を実際に体感していただく、これも良い機会になるはずです。
そもそもが、イメージやテキストで表しがたい灰〆シリーズ。
触覚でもってじっくり理解していただくこともひとつとして、
ご期待くださいましたら幸いです。

合わせて、よろしくお願いします。
# by aji-kyuu | 2020-05-10 21:58 | 案内 | Comments(0)
一日一鉢
令和2年卯月の候。さすがに想像の及ばない状況となってきました。


こんな社会情勢にあって、思うところあり
Instagramから記していくこととしました。


一日一鉢
@hitohi_hitohachi



現在ご覧いただいているブログでは
これまでと変わらず、展示情報などお知らせしていきます。

よろしくお願いします。
# by aji-kyuu | 2020-04-18 23:02 | 案内 | Comments(0)
鍋_b0156116_23395871.jpg


取り鉢展
2020年2月22日(土)− 29日(土)
11:00 am 〜 6:00 pm(最終日5:00pmまで) 会期中無休
PARTY(東京都駒場)
安達健、阿部春弥、志村和晃、田谷直子、長谷川奈津、山野邊孝

一口に取り鉢といっても種類いろいろ。
しゃぶしゃぶ、すきやき、豆乳鍋、キムチ鍋、おでん。
そして、お鍋以外のお料理の取り鉢も。
小ぶりから大きめ、浅いものに深いもの。
さまざまのシーンを考えた取り鉢を
6人の作り手にお願いしました。




毎年テーマを変え、参加させていただいているお店での今年2020年の企画。
今回は「取り鉢」。

暖冬暖冬と言われ、春の芽さえ吹いてきている気配のこの頃。
それでも晩に鍋を囲みたくなるのは自然なことのようで
我が家でも週に一回程度その種の料理がテーブルに上ります。

うちでは豚しゃぶ、つみれ鍋、おでん、湯豆腐、無水キャベツ鍋…
こんなところでしょうか。
鍋に合わせ、気分に合わせ、家族3人の取り鉢を選びます。

学生時代の古びたアパートでは小丼ともいうべきたっぷりとした碗なりを多用していたけれど、
最近妻との間では、底に向かってすぼんだアサガオ形の浅い鉢が使えるね、となっていて
登場回数も多い。

出汁ごとごそっとよそうもの、さっと具材だけ引き上げるもの、
逆を言えば、
取り鉢を替えると、その味わい方も変わるものです。


技法、テイストの異なる作家各々が、数種の取り鉢を寄せるこの企画。
かなりのバラエティに富んだテーマ展になることは間違いなさそうです。

安達は初日22(土)のみの在店になります。

なんだか春めいてきてしまってはいますが、
お出掛けはしやすくなってきたということで、
どうぞよろしくお願いします。


# by aji-kyuu | 2020-02-15 09:54 | 案内 | Comments(0)
料理のカタチ
料理のカタチ_b0156116_01111680.jpg


安達 健 陶展
2月8日(土)− 17日(月)
11:00 〜 19:00(最終日17:00まで)
sumica 栖(横浜市中区)

美味しいカタチ…。
舟形、葉形、角形など、
懐石料理の考え方を取り入れたカタチは、
いつもの食卓を新鮮に見せてくれます。
是非ご覧ください。


なんだか季節の判然としない日和が続き、
年が改まってから幾ら経ったのか、感覚が鈍るように覚えるこのところですが
弛むことなく着実に二月がやってきました。
横浜にて個展の季節です。

今年で3年目となる山下町sumica栖展。
やきものとしての視座はもとより高く、定評があり、その一方で食器への眼差しも厚いここでは
今回も「いかに盛るか」を丈夫な縦糸に引いた個展を編み上げます。

本来は空気の冷めも底の冷えも一層極まるこの時節ですので、
定番のシリーズにも新たな冬らしいカタチ(この場合は「盛りどころ」と解釈したい)を多く作り、
食器としての使い方を提案したいと考えています。

また、最近取り組んでいてようやく手応えが得られるようになってきたと自負する
花器も大小様々に並べることができそうです。


安達の在廊は初日8(土)、9(日)、15(土)を予定しています。


昨年は会期中に雪も舞うような候でしたが、
今年はまったくの暖冬。
とはいえ食したい物、囲みたい人、作りたい風景はさほど変わらぬ冬。
そのためのうつわをぜひ探しにいらしてください。

よろしくお願いします。

# by aji-kyuu | 2020-01-31 23:17 | 案内 | Comments(0)