寒中お見舞い申し上げます。
松の内が過ぎ、ご挨拶が遅くなってしまいました。 ![]() ![]() うつわ 勉強会基 定期展示会00 「向付と酒器〜心をつなぐうつわ展」 2021.1.15 fri 〜 17 sun 10:00 〜 20:00 最終日17:00まで OZ studio (東京都渋谷区) アサ佳・安達健・安藤友紀・石黒剛一郎・江口智己・神永匡崇・木村元・新道工房・竹下努 中西申幸・名古路英介・前田薫・松永真哉・貫井美保子・渡辺信史 この度、立ち上げに携わり、以降数年来活動を続けてきた「うつわ」の研究会 基(もとい)の 東京における初のセルフプロデュース展示会を開催させていただく運びとなりました。 器のもともとの意味、存在意義、忘れ、失われつつある潜在的な力と、与えられてきた役目。 そうした、暮らしを当たり前に支えてきた器の質を丁寧に見つめ、今あらためて問い直すために 時に歴史を遡ったり、議論を重ねたり、また作り手として使い手として、自らの身体で考えてきました。 その成果とまでは結べなくとも、ひとまずの経過報告をと、本展を企画しました。 これまでになく、内側に、茶飯なことに目の向く日々。 一過性の出来事に終わりそうもない現在を鑑みるに、 暮らしの真ん中である食べごとは、そしてその受容器であり発信地である食器は、未来を拓くと信じています。 ぜひこの場に身を浸して、共に明日を想像していただきたいと思っています。 どうぞよろしくお願いします。 * 1月7日緊急事態宣言発令となりましたが、様々な情勢を鑑み、現状の我々に可能な限りを尽くした形で決行することとしました。 ご理解のうえ、ご無理ない範囲でお越しいただけましたら幸いです。 うつわ勉強会基(もとい) オフィシャルサイト https://utsuwabenkyoukai.wixsite.com/motoi オフィシャルインスタグラム https://www.instagram.com/motoi.utsuwa/ #
by aji-kyuu
| 2021-01-08 23:40
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なんだかんだと、時は着々過ぎるわけで
新しい年の足音が聞こえてきました。 令和3年、2021年の上半期スケジュールが出ましたので お知らせです。 積み上げてきた場所での新たな挑戦と 初めましても。 来年もまた充実した年になりそうです。 引き続きご注目のほど、よろしくお願いします。 #
by aji-kyuu
| 2020-11-29 22:56
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![]() 基 向付展 2020年11月7日/14日/21日/28日 10時-16時 Oogi (福岡市中央区) 安達健・江口智己・片瀬和宏・新道工房・竹下努・中西申幸・松永真哉 ご存知、僕も立ち上げ当初から参加しているうつわ勉強会基(もとい)のメンバーの展示会。 なんと会場が九州は福岡。 ひょんなことから実現したこの企画。 実は店主井出さんとはなかなかに古くからの知り合いでして。(過去記事) 大阪の堺で営んでいたクラフトとカフェの名店にて、 僕自身デビュー間もない頃に個展をさせていただいたご縁。 それも調べると2012年だから、かれこれ10年になりますか。 曲折経て、井出さんは福岡で新たな展開を、 僕はというと、横須賀にて相も変わらない日々を、 互いに重ねてきたわけで その歩みが今になってまた、こうして交差すること 本当に嬉しく、感慨ひとしお。 僕はどうなりましたか? 成長していますでしょうか? 今回に限っては、作った器が便りのひとつ。 そんな心持ちです。 九州は初展示になります。 向付という少々小難しく思われがちな陶器ばかりを少量ですが、 安達のエッセンスを多様な器形に存分に込めて、 日常にも平気で入れられる素朴さを大切に象っています。 また安達以外の作家陣も、実力ある方々。 見応えある展示会となるはずです。 お近くの皆様、どうぞよろしくお願いします。 #
by aji-kyuu
| 2020-11-04 23:26
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安達健(灰〆)× フクオカタカヤ(komorebi) 二人展 2020.10.22thu - 27tue 11:00 〜 20:00 Last Day - 17:00 うつわ謙心 (東京都渋谷) ![]() ![]() ここ数年、五月に開催させていただいているフクオカさんとの二人展。 今年も、困難な状況下にもかかわらず 店主の尽力で「WEB展」として実現していただきました。 ただ、いかなる工夫をしたとしてもやはりそこはうつわ展。 イロカタチにとどまらず、触感への意識を強くする食器文化を背景に オンライン上の情報のみでは思うように伝わらないことも多く、 とりわけ僕の器などは一層の分かり難さも手伝って、正直申しまして厳しい結果でした。 そんな中、店主さんの「どうしても手に取って見ていただきたい」との計らいで 実店舗でのオフライン、あえて言うなら「リアルな」展示会を企画し直していただきました。 五月の情勢を思い返せば、大きく異なってきているとはいえ 未だ新型コロナ禍。 もしかするとこの先、終わることのないコロナ下を生きていくこととすれば、 生活様式はもちろんとして、こうした発信の様態も最適解を編み出していく必要があるわけで まだまだ模索は続きます。 ともあれ作り手としては、 だからといって生活における良き器が変容するわけでもなく 作るもの、作るスタンスに大きな手入れはないのですから 展示会として、発信の場として これまで同様、僕なりのチャレンジをさせていただきます。 この「灰〆」というシリーズ、その稀な質感から数年来 板、球、といった抽象性を伴うプリミティブな造形を意識して展開してきました。 そこで前回は少し飛躍させ 蓋ものという機能的な制約はありつつも、オブジェクト要素の強いものを、 そして今回はその対極に置けそうな、用途の見える器を中心に構成することにしました。 こうした社会状況下において自分が提案できるとするなら それを特別なものごとの中には見つけ難く打ち難く、 むしろ日常の中に差し込む非日常、 当たり前を細やかながらに揺さぶる、これも一つのリアル。 そういうことなのだろうと、半年過ぎた今改めて予感しています。 また前回からトライしているフクオカさんとの共作、コラボも新作を出品予定。 「コラボレーション」というよりは、越前と横須賀 往復書簡のようなやり取りで仕上がってきています。 安達の在廊は22(木)、24(土)、25(日)の三日間。 土曜はフクオカさんも揃います。 よろしくお願いします。 #
by aji-kyuu
| 2020-10-15 07:30
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![]() 安達健 陶器展 2020.9.19(sat) − 28(mon) 11:00 − 19:00 knulpAA (東京都練馬区) ○23(wed)休み ○最終日は16:00終了 朝は洗いかごの片付けから始まる。 夜のうちに水の切れた器を一つずつ手に取り 棚に収めていく。 まだ清く柔らかで、静かな時間。 仕舞われていく器たちの たてる寝息を聞き、 残るぬくみに触れる。 また慌ただしい今日という一日が滑り出す、 その、ほんの少し前の典礼。 ![]() ここに住み始めた頃、 裏山へと続く坂を上るたびに、道端に自生する特徴的な葉形を ヨモギ?キク?ときに首傾げたままに摘んできて 庭のカエデのたもとに移植したものだった。 そんなヨモギはいつしか当たり前のようにその一角を埋めていて、 毎年妻がペーストにしてくれる。 息子のお昼寝の隙に白玉粉をそのペーストと練り合わせて、 湯に落として。 冷凍庫の底に眠る小豆を甘く煮て。 起きろー おやつだ。 ![]() 陽も長くなってきた。 無類の芋好き坊にスーパーでせがまれたサツマイモ。 煮ても、焼いても、揚げても、の万能だけれど 我が家の定番は蜂蜜とマスタードで和えたもの。 そういえばこれを作り始めたのはいつだったろう、 どうにも記憶があやしい。 粒マスタードなんて以前は常備すらしていなかったはず。 どこかで美味しい出会いがあったのだったか? なにはともあれ、薄暮にハニーマスタード。 翳りに浮かぶ淡黄色。 ひと所に、時を合わせて集い、同じ料理をいただく。 家族であれ、友人であれ、食事を共にすることの意義は計り知れない。 合理に背くこと、道理から逸れることも、ままあり、 科学には踏み込め得ない深淵がありもする。 健康美容、美食、交流と懇親、はたまた需要と供給、 食事を成す様々な側面は、便宜上分離されがちだけれど 一面のみで存立することは本来不可能で、 それぞれは分かち難く絡み合うもの。 今、ここに到ってあえて食事の場の充実を提案することの本懐を この展示にて受け止めていただけたら幸いです。 僕らは何によっても隔てられたり引き離されたりするものではないのだから。 ●在廊日 9/19,20,26,27 ●作家在廊日には会場内で盛り付けのデモンストレーションを予定しています。 どうぞよろしくお願いします。 #
by aji-kyuu
| 2020-09-10 23:30
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